にちぎん都市伝説ミステリーを取材

日銀の建物は「円」でできている!?

日銀本店は旧館、新館、分館に分かれています。一番古い旧館(本館)は1896(明治29)年2月にできた石積みレンガ造の建物。東京駅などを設計した辰野金吾博士が設計しました。建物の様式はバロック様式とルネッサンス様式を取り入れた「ネオ・バロック建築」で、国の重要文化財に指定されています。
 
この旧館を上空から見ると「円」の形に見えることから、辰野博士が「円」を隠し文字にして設計したという話もあり、ちまたでは都市伝説になっているとか。
 
新貨条例で正式に「円」が採用されたのが1871(明治4)年なので、順番は合っているのですが、残念ながら「偶然」なのだとか。確かに、取材で訪れた貨幣博物館に展示されている明治時代のお札も「円」ではなく旧字の「圓」が使われていました。そうするとやはり…当時の建築家が「円」を意図していた訳でもなさそうです。
 
偶然がなせる「円」と「日銀」のご縁、ステキですね。

 

 

◎今回の取材場所

「日本銀行 本店」

日本銀行のホームページ

□ 住所:東京都中央区日本橋本石町2-1-1

□ 最寄り駅:東京メトロ(地下鉄)半蔵門線・三越前駅(B1出口)から徒歩5分
東京メトロ(地下鉄)銀座線・三越前駅(A8出口)から徒歩4分
JR神田駅(南口)から日本橋方面へ徒歩6分
JR東京駅(八重洲北口)から徒歩8分

□ 入館料:無料

※ 日本銀行本店の見学に関するくわしい情報はこちら(開館時間、休館日など)

 

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