本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(4月30日)
30日のドル/円の終値は109.31円。
大きな値動きは見られませんでした。前営業日に比べ0.23円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- ドル: 5月3、4日に米中貿易協議 = ムニューシン米財務長官
- ドル:米3月PCE(個人消費支出)前年比+2.0%、1年2カ月ぶりの大幅上昇
- ユーロ:ドイツ4月CPI(消費者物価指数)、前年比+1.6%、前回と変わらず
- 原油:イスラエル首相「核兵器製造しないとのイランの主張は嘘だった」
- NY株:24163.08ドル(▲147.56ドル)
- 原油先物:68.57ドル(+0.47ドル)
- 米長期金利:10年債利回り2.949%(▲0.007%)
- 金先物:1319.20ドル(▲4.20ドル)
日本はGW(ゴールデン・ウィーク)の真っ最中でお休みの方も多いと思いますが、今週は月の始めということもあり、大型の経済指標が多くリリースされます。特に米国では、明日はFOMC(連邦公開市場委員会)が政策金利を発表、金曜日には雇用統計が控えています。
米長期金利の上昇を力を得て109円台まで戻してきたドル/円ですが、FOMCでさらに勢いを得て、110円そして年初来高値の113円台を目指していくのか、それとも、これまでの雇用統計後のように失速してしまうのか。今週は、5月の相場を見通すうえでも重要な1週間になりそうです。
今週の注目イベント
FOMC、米雇用統計、RBA会合、欧州GDP、欧州HICP
1. RBA政策金利発表(1日)
RBA(豪州準備銀行)は5月1日の政策会合で政策金利を現行の1.5%に据え置く見通。先月24日に発表された第1四半期の消費者物価指数は、トリム平均値がRBAの予想をやや上回り、これに伴い2018年度のインフレ見通しが上方修正される可能性もあります。
ただ政策金利に関しては、RBAのロウ総裁は、インフレ加速を確認するまでは利上げしない方針なので、今しばらく据え置かれることになるでしょう。利上げは2019年の第1四半期以降になるというのが、現在の市場予想です。
2. 欧州1~3月期GDP(2日)
欧州の1-3月期GDP(国内総生産)は前期比0.4%、前年同期比2.5%の予想。前回(0.6%、2.7%)よりも、やや成長が鈍化か。
3. FOMC政策金利発表(2日)
FOMC(米連邦公開市場委員会)は、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利誘導目標を1.50~1.75%に据え置く方針。FOMCメンバーの経済見通しに変化はなく、声明内容も前回とほぼ同じとの予想です。
4. 欧州4月HICP(3日)
4月のHICP(消費者物価指数)は、前年同月比1.3%の予想で、前回と変わらず。欧州の物価は、ECB(欧州中央銀行)が量的緩和の終了を予定している第2四半期以降から上昇に転じるとの見方。一方で、最近の欧州の経済指標は高水準で安定ながらもやや力強さに欠けていることから、ECBは量的緩和の終了に慎重。終了時期を年末あるいは来年まで延長するとの懸念が強まっています。
5. 米4月雇用統計(4日)
4月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)は+19.0万人(前回+10.3万人)、失業率はさらに下がって4.0%(前回4.1%)、また平均労働賃金は前月比+0.2%(前回+0.3%)との予想になっています。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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