本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(4月26日)
26日のドル/円の終値は109.30円。
前営業日に比べ0.12円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- ユーロ:ECB(欧州中央銀行)会合、金融政策の変更なし
- ユーロ:ドラギECB総裁「欧州の経済成長はしっかりとしている」「景気拡大ペースが落ちている可能性」「十分な金融緩和が必要」
- ドル:3月耐久財受注。前月比+2.6%、予想上回る
- スウェーデンクローナ:スウェーデン中央銀行、利上げ時期の後退を示唆
- 円:野田総務相「日銀のこれ以上の異次元緩和は不要」
- NY株:反発。24322.34ドル(+238.51ドル)
- 原油先物:68.19ドル(+0.14ドル)
- 米長期金利:10年債利回り2.981%(▲0.045%)
- 金先物:1317.90ドル(▲4.90ドル)
本日の注目通貨
ドル/円:109円台で南北首脳会談待ち
この日109.41円でオープンしたドル/円は、109.47円まで上げてわずかに高値を更新。強い勢いはなく、1日を通して109円台前半での狭いレンジ取引が続きました(チャート1)。
自民党の野田聖子総務相は、日銀の金融政策について「これ以上の異次元緩和は不要」との考えを示しました。相場への影響はありませんでしたが、安倍晋三首相の退陣イコール日銀の金融緩和の終了との図式も見えてきました。野田総務相は9月の自民党総裁選に出馬するとみられています。
ユーロ/ドル:ECB会合後、急落
ECBはこの日の会合で、政策金利の据え置きを決定。予想通りの結果でした。記者会見のドラギ総裁は、欧州経済には楽観的だった一方、インフレ見通しには慎重で、金融緩和が依然として必要との考えを示しました。
欧州の最近の弱い経済指標が一時的なものか、今後も続くのかを確かめるために、とりあえず次回6月の会合まで様子見する、というのが今回の結論です。6月にはECBスタッフのマクロ見通しも公表されます。量的緩和を9月以降も継続するかは、次々回7月の会合で決める予定ですが、経済データが弱いままならば、第4四半期まで延長の可能性もあり、マーケットはこの見方に傾いています。
ユーロ/ドルは、ドラギ総裁の会見中に1.2209ドルまで上昇して高値をつけましたが、その後は失速。NY時間終盤には1月12日の安値となる1.2096ドルをつけました。
ユーロ/円も133円台をキープできず、132.25円まで下落。(チャート2、3)
本日の注目イベント
27日:日銀会合、米英GDP
日銀は本日の会合で、現状のYCC(長短金利操作、イールド・カーブ・コントロール)政策を継続することを決定。日銀が金利目標値を引き上げるのではないかとの思惑も一部にあります。
英国のGDP(国内総生産)は前期比低下、前年比横ばいの予想。3月の小売売上高が予想を下回り、GDP減速の懸念が浮上しています。また、本日夜は、カーニーBOE(英国中央銀行)総裁のスピーチが予定されています。
米国のGDPは、消費の弱さと輸入拡大が足を引っ張り、一時的にせよ減速の恐れ。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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