本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(4月23日)
23日のドル/円の終値は108.69円。
前営業日に比べ1.05円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- ドル:4月製造業PMIは56.5、米景気の加速示す
- ユーロ:欧州4月製造業PMIは56.0、予想下回る
- ユーロ:ドイツ4月製造業PMIは58.1、予想上回る
- NY株:24448.69ドル(▲14.25ドル)
- 原油先物: 68.64ドル(+0.24ドル)
- 米長期金利:10年物利回り2.975%(+0.015%)2014年1月以来の高水準
- 金先物:1324.00ドル(▲14.30ドル)
本日の注目通貨
ドル/円:108円台後半まで一気に上昇
ドル/円は、広範なドルの買い戻しや半島の地政学リスクの後退で大きく上昇。東京市場オープン後はしばらく107円台後半でもたついていましたが、欧州時間に108円台に乗せると、NY時間午後には2月13日の高値(108.78円)に迫る108.75円までドル高/円安が進みました。(チャート1)
豪ドル/ドル:年初来安値
ドル高の背景には、米10年債利回りが3%に迫る4年2カ月ぶりの水準まで強含んでいることがあります。高金利通貨の豪ドル/ドルとっては米金利の上昇は打撃となって、この日0.7599ドルまで下げて年初来安値を更新しました(チャート2)。
今週の注目イベント
ECB会合、ドラギ総裁記者会見(26日)
ECB(欧州中央銀行)の金融政策に変更はなく、政策金利は現行の0.0%に据え置く方針。フォワードガイダンスの変更も今回はなし。最近の経済指標に勢いがなくなっているため、緩和縮小の終了時期が来年まで延長される可能性も出ています。ドラギ総裁の会見には注目。
日銀金融政策決定会合、黒田総裁記者会見(27日)
日銀は政策の現状維持の方針。短期金利ではマイナス金利政策、長期金利では10年物国債の金利がおおむねゼロ%程度で推移するよう操作するYCC(イールド・カーブ・コントロール:長短金利操作)政策を続行。日銀が金利目標値を引き上げるのではないかとの思惑もありますが、YCCは金融政策に柔軟性を持たせることが目的であり、「国債買いオペ金額の減額=引き締め」ではないと日銀は主張しています。
英1~3月期GDP(27日)
英国のGDP(国内総生産)は前期比低下、前年比横ばいの予想。3月の小売売上高が予想を下回り、GDP減速の懸念が浮上しています。カーニーBOE(英国中央銀行)総裁が「ブレグジットが利上げを遅らせる」と警告して、マーケットは改めてEU(欧州連合)離脱が及ぼす英国経済の影響に不安を感じています。
米1~3月期GDP(27日)
消費の弱さと輸入の拡大がマイナス要因となって、米国のGDPは一時的にせよ減速のおそれ。26日発表の3月耐久財受注も伸び悩みの予想となっています。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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