本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(4月17日)
17日のドル/円の終値は107.00円。
前営業日に比べ0.11円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- 豪ドル:RBA(豪州準備銀行)の議事録で利上げ見通しやや後退させる。貿易戦争の拡大を懸念か
- 人民元:中国1-3月期GDP(国内総生産)、予想上回る。前年比6.8%。3月小売売上高は予想上回る
- 人民元:鉱工業生産は予想下回る。中国経済は外需主導から内需型へリバランスか
- ポンド:2月失業率、45年ぶり低水準
- ユーロ:ドイツ景気の先行きに不安。ドイツ4月ZEW景気期待指数は、欧州危機以来の低さ
- ドル:3月鉱工業生産、予想上回る。前月比+0.5%
- NY株:24786.63ドル(+213.59ドル)
- 原油先物: 66.52ドル(+0.30ドル)
- 米長期金利:10年物利回り2.829%(+0.002%)
- 金先物:1349.50ドル(▲1.20ドル)
本日の注目通貨
ドル/円:107円前半、もやもや感残ったまま
この日のドル/円は107.50円がすでに重く、107.21円を頭に欧州時間には107円を割り、106.88円まで下落。全般的に動意は乏しく狭いレンジの1日となりました。
貿易問題も中東問題もニュースのヘッドラインから消えましたが、好転するのか悪化するのか先行きが見えず、ドル/円も動きにくい状況です(チャート1)。
ユーロ/円:上昇余地あり
ユーロ/円は、16日のマーケットで132.97円まで上昇して、2月21日以来の高値を更新しました。ドル/円が107円を一時割るなどなかなか上昇できないにもかかわらず、132円台でしっかり踏みとどまっています。
もし円安の相場観を持ってトレードしたいのならば、ドル/円よりユーロ/円のほうにチャンスがあるかもしれません(チャート2)。
ユーロ/円はユーロ/ドルが支えているのですが、ユーロ/ドルが対ドルで買われる理由には大きく3つあります。
まず、トランプ政権に比べると欧州の政治リスクが低いこと。金融政策では、FRB(米連邦準備制度)の利上げ軌道がほぼ完全に織り込まれる一方、ECB(欧州中央銀行)にはまだサプライズの要素が残されていること。
そして、クーレECB理事が「欧州には影響はほとんどない」と語ったように、単一市場を持つ欧州は米国が仕掛ける貿易戦争の被害を受けにくいという強さがあげられます。
国際政治では、シリア攻撃後の欧州とロシアとの関係も気になりますが、ドイツとイタリアは軍事行動には参加していません。このような事情が、ユーロ/ドルがドルの代替として注目されているのです。
本日の注目イベント
18日:英CPI、欧HICP、カナダ銀行政策金利
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。
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