今日のレンジ予想
毎ヨミ!FXマーケットニュース(4月4日)
4日のドル/円の終値は106.77円。
前営業日に比べ0.16円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- ドル:米国、中国製品1,300品目に25%の追加関税を発表
- ドル:中国、報復措置として、米国製品106品目に25%の追加関税
- ドル:3月ADP雇用統計+24.1万人、予想(+20.5万人)上回る
- 豪ドル:2月小売売上高、予想を上回る。RBAの心配減る
- ユーロ:3月消費者物価指数、予想上回る。しかしインフレ上昇の兆候なく、ECBは失望か
- NY株:続伸。24264.306ドル(+230.94ドル)
- 原油先物:63.37ドル(▲0.14ドル)
- 米長期金利:10年物利回り2.8001%(+0.026%)
- 金先物:1340.20ドル(+2.9ドル)
今日の注目通貨
ドル/円:米中の追加関税発表で105円台も、その後反発
前日の株式市場が上昇に転じリスクムードが好転していたところに、米中双方の追加関税の発表が冷や水を浴びせました。106円台後半をまで持ち直していたドル/円は、このニュースで105.98円まで急落しました。
中国の米国に対する報復関税は500億ドル相当。しかし、この金額は米通商代表部(USTR)が明らかにした対中関税の対象輸入品目と同じ規模です。問題は、この貿易戦争がさらにエスカレートするかということでしたが、ホワイトハウスから「トランプ政権はこれ以上の対中関税は予定していない」と発表があり、また交渉による発動回避の可能性も残されているため、マーケットはいったん安心。ドル/円はNY時間の午後に106.85円まで上値を伸ばしました(チャート1)。
今日のドル/円のピボットは106.53円。上値メド(レジスタンス)は、107.08円、107.40円。下値メド(サポート)は106.22円、105.67円。
豪ドル/ドル:RBAの心配の種、一つ減る
東京時間の豪ドル/ドルは急上昇。2月の小売売上高の強さが理由でした。個人消費の動向を気にするRBA(豪州準備銀行)はこの指標に注目していましたが、伸びを示す結果となってRBAの心配の種が一つ減りました。利上げに向けたハードルがやや低くなったとの評価もありました。
豪ドル/ドルは0.77ドルにワンタッチしたあと、米中の追加関税発表で0.7662ドルへ急落。しかしマーケットのリスクオンがそれほど傷つかなかったことで、東京時間の高値を更新して0.7726ドルまで買われました(チャート2)。
豪ドル/円:3月レンジの半値レベルに近づく
豪ドル/円も、ドル/円、豪ドル/ドルの両方が追い風となって急上昇。81.25円へ下げた後82.50円まで力強く上伸。先月の高値/安値の50%にあたる82.54円付近まで戻ってきました(チャート3)。
今日の注目イベント
5日:欧州PMI、英PMI、米貿易収支
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。
2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。
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