今日のレンジ予想
毎ヨミ!FXマーケットニュース(3月26日)
ドル/円は105円台に反発
26日のドル/円の終値は105.40円でした。
前営業日に比べ0.69円のドル安/円高なので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。週明けのドル/円は、買戻しが優勢。東京市場の朝に104.60円までわずかに安値を更新してから方向を変えると、終日上昇を続け、NY市場引けにかけて105.48円まで上値を伸ばしました。
- 円:本日、佐川前国税庁長官の証人喚問。「森友学園」に関する文書改ざん問題で
- ドル:ムニューシン米財務長官、中国と貿易関税回避に向けた交渉を検討。北朝鮮の金正恩委員長が中国訪問との報道
- ユーロ:イタリアのポピュリズム政党の「五つ星運動」と反移民の「同盟」が連立を模索
- NZドル:2月の貿易収支は黒字。しかし黒字は輸入額の減少との指摘も
- ロシアルーブル:トランプ大統領、ロシア外交官を一斉国外追放。欧州の最大20カ国がロシア外交官の国外退去を検討
- NY株式、原油:ダウ平均株価:大幅反発。24,203.22ドル(+669.61)
- 原油先物:反落。65.55ドル(▲0.33)
- 金先物:続伸。1360.90ドル(+5.20)
本日の注目イベント
米3月 消費者信頼感
今日の注目通貨
ドル/円:105円台に反発
ムニューシン米財務長官が、中国と貿易交渉を検討していること、また中国も話し合いに前向きとのニュースが伝わり、株大幅下落の引き金を引いた貿易戦争回避の期待がでてきたことが理由。米国の株式市場も大幅上昇して、1日の上げ幅としては2年半ぶりの高さを記録しました。ドル/円は、水準的には104円台に値頃感を感じる向きも多く、押し目買いが入りました。(チャート1)
ドル/円は昨日予想の上値メド(105.59円)近辺まで戻ってきましたが、この動きが継続するかを慎重に見守る必要があります。今日の上値メド(レジスタンス)は106.04円、下値メド(サポート)は104.29円。
ユーロ/ドル:1.2462ドルまで今月の高値を更新
ユーロ/ドルはドル売りの流れが続き、1.2462ドルまで今月の高値を更新。(チャート2)しかし、イタリアでアンチ・ユーロ連立政権誕生の動きや、元スパイ暗殺未遂事件によるロシアとの関係悪化が深刻化していることが、懸念材料となりそうです。
ユーロ/円:131.37円まで戻す
ドル/円とユーロ/ドルが共に上昇したことで、131.37円まで戻しました。(チャート3)
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。
2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。
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