今日のレンジ予想

[今日のドル/円予想]

上値メドは106.64

下値メドは105.39

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXマーケットニュース(3月19日)

ドル/円は、横ばい。上下ともに堅い

19日のドル/円は、前日比プラス0.05円の106.06円で取引を終了しました。

 終値が前日に比べ0.20円以内のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「くもり」になります。上値の重い状況が続いていますが、今週のイベントを前に下を攻める勢いにも欠け、終値は金曜日とほぼ同水準でした。

  • G20:ブエノスアイレスで開幕。保護主義貿易の拡大回避が焦点
  • G20:仮想通貨の追加規制について議論
  • 円:日本の2月貿易黒字34億円。2カ月ぶり黒字
  • ポンド:ブレグジット交渉に進展。移行期間で合意
  • ユーロ:利上げ期待高まる。ECB関係者「2019年第2四半期の利上げが良い」
  • トルコリラ:下げ止まらず。対円26.75まで史上最安値を更新
  • NY株価:大幅安。ダウ平均株価終値 24,610.91(マイナス335.60)
  • NY原油先物:終値 62.04ドル(マイナス0.28)
     

本日と明日の注目イベント

19日:英2月消費者物価指数

 RBA(豪準備銀行)は3月会合後の声明で、「低金利が引き続き経済を支援する」として、当面利上げを行わないことを示唆しました。RBA議事録もサプライズはないと思われます。声明に「豪ドル高ならインフレや経済成長の伸びを鈍化させる可能性」とあったことから、豪ドルの水準やGDP(国内総生産)の見通しについてのRBAの見解に関心が集まっています。


 

20日:英失業率、FOMC、パウエル議長の記者会見

 春分の日で東京市場が休場の20日(日本時間21日深夜)にFOMCが政策金利を発表。FOMCは政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利誘導目標を1.00~1.25%から1.50~1.75%に引き上げる方針。マーケットは今回の利上げを完全に織り込んでいますが、今後の利上げ軌道に予想するうえで、FOM(米連邦公開市場委員会)メンバーによる金利予想(ドットチャート)、そして今回デビューとなるパウエルFRB議長の記者会見に注目です。英国の1月失業率(ILO方式)は4.4%で横ばい予想。

 

今日の注目通貨

ドル/円

 週明けのドル/円は、先週の流れを引き継ぎ、売り優勢でスタート。東京時間午後に105.68円まで売られましたが先週の安値手前で踏みとどまり、海外時間には106.30円まで反発。しかし上値も先週金曜日の高値付近まで。上下どちらにもレンジを抜け出すことができませんでした。(チャート1)。NY市場の午後は105円台後半から106円台前半の取引となりました(チャート2)。

 105円台は中期的な買いゾーンでもあり、105円台で売り進めることには慎重さも見えます。とはいえ押し目買いを狙うよりも、引きつけて売りたいという考えが強いようで、107円台までには相当の抵抗がありそうです。

 

ポンド/ドル

 ブレグジットの移行期間の交渉が決着するとのニュースで、もやもやが晴れたポンド/ドルは1.3913ドルから1.4087ドルまで急上昇。2月26日以来の高値をつけました。(チャート3)

 移行期間については、英国が離脱する来年3月29日から翌2020年12月31日までの1年9か月間で暫定合意。英国はこの期間まで単一市場と関税同盟にとどまることができます。しかし、10月までに英国とEUが「離脱協定」に最終合意できなければ、移行期間も無効になる可能性があります。

 

ポンド/円

 ドル/円の下落で147.04円まで下げていたポンド/円ですが、ポンド/ドルの上昇に連れて急騰。こちらも2月26日以来の高値をつけました。(チャート4)

 

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。

 

<お知らせ>

2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。
 

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