本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは111.95

下値メドは111.12

今朝の天気マークは「くもり」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(9月5日)

5日のドル/円の終値は111.51円

 前営業日に比べ0.04円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。

  • USD:トランプ大統領、減税第2弾を検討中
  • EUR:メルケル首相「ECB(欧州中央銀行)は低金利政策を終了させるべき」
  • GBP:英国とドイツはブレグジットの争点を先送りか、交渉打開を優先
  • GBP:元スパイ暗殺未遂で、英国がロシア人二人を起訴
  • CAD:政策金利を1.5%に据え置き。来月は利上げか
  • ZAR:与党ANC幹部「リセッションで国民の支持を失うことが心配」

主要指標終値

 

本日の注目通貨

南アランド:リセッション入り確定

 南アフリカランドは大幅下落。7.09円まで下落して8月13日につけた年初来安値の7.05円に迫っています。(チャート1)

 きっかけは南アの4-6月期GDP(国内総生産)が▲0.7%のマイナス成長に落ち込んだこと。1-3月期の▲2.2%に続き、これで2四半期連続でマイナスになったため、南ア経済のリセッション入りが確定しました。景気後退の理由は、主要な輸出品目である金や鉄鉱石の価格低下、干ばつによる農産物の被害と言われています。

 与党ANC(アフリカ民族会議)の幹部は、新興国市場の混乱や南アランド安に懸念を表明。一方SARB(南ア準備銀行)は、今のところ通貨安防衛を目的とした介入は行わない方針です。

 南アフリカの政策金利については、インフレの高止まりで利下げは難しいのですが、リセッションで利上げする状況でもありません。FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを続けることで、米国との金利差は縮小していくことになり、高金利通貨としての南アランドの魅力も薄まることになります。

 

ポンド:離脱交渉に進展期待?

 欧州時間にポンドが急騰。英国とドイツが、EU(欧州連合)離脱交渉において争点となっている条件を取り下げ、より包括的な合意を目指していると伝わったことが理由でした。「ノーディール・ブレグジット」回避の期待でポンド/ドルは1.2982ドル、ポンド/円は144.97円まで急上昇。(チャート2)

 ただ、「ドイツはブレグジットのスタンスを変えていない」と否定コメントを出たため、上昇の勢いは続きませんでした。

 

ドル/円:111円台の取引続く

 ドル/円はドル高の流れに乗って緩やかな円安が継続。この日の安値は111.34円。110円台に下げることなく、NY時間には111.75円まで上値を伸ばしました。しかし、112円台手前で減速して、終値は111.51円(チャート3)。

 

本日の注目イベント

6日:豪貿易収支、スイスGDP、米ADP、米ISM非製造業など

経済指標過去データはこちらをチェック!

 


天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。