5121 藤倉ゴム工業 東証1部

 2月13日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+26.7%の22億円、経常利益は+27.6%の23億円の増収・増益の見通し。
※産業用資材の大手であり、自動車部品や好採算の半導体、液晶関連向け制御機器など好調に推移。

 2012年11月8日の247円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇する過程で2013年12月18日の433円から急騰。2014年1月9日の1,750円まで短期で4倍化となりました。

 ここをピークに2月4日の842円まで下落し、2月13日の1,380円まで急反発したあと、先細三角形(A)の下げ型となりました。この先細三角形の煮詰まったところで、2016年6月24日の370円で底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ移行しています。この上昇トレンド(B)の中で2017年11月24日の1,070円の戻り高値をつけて調整入りとなりました。2月14日に753円の安値をつけて反発し、2月26日837円で買い転換となりました。

 

5358 イソライト工業 東証1部

 2月7日発表の2018年3月期本決算予想は、昨年の10月27日時点で営業利益、経常利益ともに前期比マイナスからプラスへ大幅上方修正。2017年3月期比で営業利益は+31.5%の28億円、経常利益+39.0%の29億円と大幅な増収・増益に上方修正。直近大幅下落となっているのは、上方修正期待があったところ、会社側が発表を見送ったため失望売り。

 2013年からの170~268円の大底圏でのボックス相場の中で、2016年6月24日の180円を安値に上昇トレンド(B)へ転換。この中で2017年7月13日の369円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中で今年の2月2日の1,447円で当面のピークとなり、2月7日の決算で失望売りと日経平均株価の急落が重なって2月14日の848円まで下げて反発しているところです。

 

2201 森永製菓 東証1部

 2月8日発表の2017年8月9日時点で2018年3月期本決算予想を増額修正。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+9.6%の193億円、経常利益は+8.6%の199億円の増収・増益の見通し。

 2012年11月13日の860円(併合前172円)を底に、アベノミクス相場にサポートされて2015年8月18日の3,710円(併合前742円)まで上昇しました。ここから9月16日の2,520円(併合前504円)まで押し目を入れて、2,565~3,670円のボックス相場(A)となりました。この中で2016年5月2日の2,570円(併合前514円)を安値に上昇トレンド(B)へ移行し、2017年6月13日に7,270円のピークをつけました。

 このあと8月14日の6,950円、10月16日の6,690円と順次上値を切り下げる三尊天井となって、上昇トレンド(B)を下に切り、12月6日の5940円、2018年1月10日の6,000円と2山つくって下放れし、2月9日に4,840円まで下げてもみあっています。

 

9533 東邦ガス 東証1部

 1月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+3.5%の240億円、経常利益+2.1%の250億円の増収・増益の見通し。
 2014年2月4日の2,290円(併合前458円)を安値に、2015年6月3日の3,980円(併合前796円)まで上昇後、9月24日の3,380円(併合前676円)まで押し目を入れ、ゆるやかな上昇トレンド(A)へ移行しました。この中で2016年5月2日の3,595円(併合前719円)を安値とする上昇で、上昇トレンド(A)を上に抜けて10月27日の4,960円(併合前992円)の高値をつけました。

 ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で2017年11月17日の2,984円で底打ちとなって横もみに。今年の1月31日に3,195円で買い転換となって2月5日の3,565円まで上昇後、2月15日の3,070円まで下げてもみあいとなり、値固めに入っています。

 

9613 エヌ・ティ・ティ・データ 東証1部

 2月6日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+2.5%の1,200億円、経常利益+2.7%の1,160億円の増収。増益の見通し。
 上昇トレンド(A)の中で、2014年10月17日の729円(分割前3,645円)を安値とした短期の上昇トレンド(B)を形成。2015年10月29日の1,264円(分割前6,320円)を高値に下降トレンド(C)へ転換し、この中で2016年6月24日の915円(分割前4,575円)の安値から反発し、下降トレンド(C)を抜けて12月20日の1,190円まで戻しました。

 しかし、再び下落となって2017年4月20日の1,004円まで下げたあと再上昇となって、今年の1月9日には1,424円の高値更新となりました。ここをピークに押し目を形成中に、日経平均の急落にツレ安し、2月23日に1,076円まで下げて反発。しかし、3月2日に1,058円まで下げ、再び下値をさぐる展開となってきました。