昨日(2017年07月13日)の動向

イエレン議長のハト派的議会証言が引き金となったドル売りで上値が重くなった米ドル/円は、高値が東京午前の113.52円までと限られ、午後には112.86円まで下押し。これが当日のレンジとなって、その後は113円前半の取引が続きました。終値は113.260円(前日比+0.091円)。

ドル下落の動きにもかかわらず、ユーロ/ドルは伸び悩み。この日は1.1456ドルを高値に、欧州時間には約1週間ぶりの1.14ドル割れとなり、
1.1370ドルまで下げました。ユーロ/円も129.65円から128.50円まで下落。

ユーロ/ドルは、メルケル・独首相が、ECBの金融引き締めを望む発言をしたことを背景に、12日に1.1489ドルまで上昇、短期の買いポジションが積み上がっていました。しかし、イエレン議長の議会証言後にこの高値を超えられなかったことで、いったん調整売りが出ました。

一方豪ドル/ドルは大きく上昇。0.77ドルを突破して、今年3月の高値に迫る0.7739ドルまで上値を拡大しました。豪ドル/円も87.65円まで買われ、今年2月につけた年初来高値(88.17円)に接近しました。

RBA会合後から始まった売りが一段落して、0.75ドル台後半で足場を固めていたところに、議会証言後のドル売りに触発されて豪ドル買いが再始動。中国の6月貿易黒字が予想を上回ったことも支援材料になりました。

2017年07月13日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 113.174 113.526 112.861 113.260
ユーロ/円 129.173 129.656 128.501 129.091
豪ドル/円 86.890 87.653 86.833 87.565

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2017年07月14日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは114.00円(2017年07月12日高値圏)、サポートは 112.15円(2017年07月03日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 114.00 114.90 112.15 111.45

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは130.90円(2016年02月08日高値圏)、サポートは 127.40円(2017年06月30日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1490ドル(2017年07月12日高値圏)、サポートは 1.1310ドル(2017年07月05日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 130.90 132.25 127.40 126.45

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは88.20円(2017年02月16日高値圏)、サポートは 86.55円(2017年07月10日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 88.20 88.55 86.55 85.65

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • ※上記各5分足チャートは、当日 2017年07月14日 現在のものです。
  • ※コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2017年07月14日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 21:30 (米) 6月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.1% -0.1%
★★★ 21:30 (米) 6月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比) 0.2% 0.1%
★★★ 21:30 (米) 6月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 1.7% 1.9%
★★★ 21:30 (米) 6月小売売上高(前月比) 0.2% -0.3%
  • ※発表時間はいずれも東京時間
  • ※注目度は★低~★★★高で示します