Fool on the Hill
スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大学の卒業式のスピーチの最後に、これから社会に出ていく学生に向けて贈った言葉です。
「ハングリーであれ(Stay Hungry)」とは「チャレンジ精神を忘れるな」、そして「愚か者であれ(Stay Foolish)」というのは、「バカになれ」ではなく、「利口ぶるな」、「素直な心を持て」ではないかと受け取っています。もちろん、解釈は人によってさまざまだと思います。シンプルですが、本当に奥が深いメッセージです。
ところで実は、これはスティーブ・ジョブズの言葉ではなく、彼自身が若い頃に感銘を受けたメッセージだそうです。当時、ジョブズ青年が夢中になって読んでいた「全地球カタログ」という雑誌があって、それが最終号を迎えたとき、裏表紙に早朝の田舎道の写真と、この「Stay Hungry, Stay Foolish」の言葉が載っていました。彼はスピーチで、「私は、常に私自身そうありたいと願ってきました」と語りましたが、実際、彼はその通りに生き、われわれの世界をすばらしく変えてくれたのです。
スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式のスピーチには、ほかにもたくさんの名言が残されています。また、彼自身が初めて明かした出生に関することや、人生哲学、そして死を予感させる部分もあります。ぜひ一度、伝記など関連書籍で確認してみてはいかがでしょうか。
(解説:楽天証券FXディーリング部 荒地 潤)
もっと!もっと!スティーブ・ジョブズ氏 名言&迷言集
“量より質が重要だ。 2本の二塁打より、1本のホームランのほうがずっといい” |
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“もし今日が人生最後の日だとしたら、今やろうとしていることは、 本当に自分のやりたいことだろうか?” |
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“僕は本当に好きなことしか続けられないと 確信している” |
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“イノベーションは、誰がリーダーで誰がフォロワーかを はっきりさせる” |
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“私はアップル社が何をするかということと同じくらい、 何をしないかということも誇りに思う” |
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“結果の平等はともかく、 機会というものは誰にでも平等であると固く信じている” |
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“消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。 完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう” |
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“人生において、僕が気に入ってる事はお金がかからない事ばかりだ。 結局、僕らが持っている一番貴重な資産は、 (お金ではなく)時間なんだよ” |
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“残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、 それとも世界を変えるチャンスが欲しいか?” |
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スティーブ・ジョブズ氏の経歴・略歴
アメリカの実業家。アップル社の共同設立者の一人で元CEO。iPhone、iPodなど革新的な商品を発表し、経営危機にあった同社を時価総額世界一の企業に変えました。人を惹きつけるプレゼンテーションも有名。禅を学び、日本の職人の技術や日本食を愛していたことが知られています。
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◎経済パーソン 名言&迷言集とは?
世界経済に影響をあたえたBIGネームの発言や迷言のまとめ特集です。「人」にフォーカスし経済を振り返ってみると、また違った視点でマーケットがみえてくるのではないか、というコンセプトで企画しました。
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