1893 五洋建設 東証1部

 2月8日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+9.2%の265億円、経常利益は+9.7%の260億円の増収・増益の見通し。前回の11月10日時点より営業利益は+0.9%の245億円から+9.2%の265億円、経常利益は+1.2%の240億円から+9.7%の260億円へ上方修正。

 2013年6月27日の209円を安値とする上昇トレンド(1)の中で、2015年8月18日の628円の高値をつけました。短期の調整入りとなり、2016年1月21日の412円、2月12日の414円を2点底に上昇トレンド(2)へ移行。さらに2017年2月13日の500円を安値に角度のより大きい上昇トレンド(3)へ移行しました。この上昇トレンド(3)の中で、今年の1月23日に888円の高値をつけ、もみあっていましたが、2月8日の上方修正を受けたにもかかわらず、日経平均株価の大きな下落にツレ安する形となりました。安いところは買って反発を待つところです。

 

6345 アイチコーポレーション 東証1部

 2月1日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+2.5%の80億円、経常利益+2.0%の82億円の7期連続の増収・増益の見込み。

 2012年11月13日の300円を底値に、アベノミクス相場にサポートされて2013年7月16日の610円まで上昇後、いったん調整入りとなり、2014年2月4日の406円まで下落しました。その後、10月14日の459円を2点底にして上昇トレンド(A)へ移行し、2015年8月18日の809円まで上昇。ここから9月30日の664円まで押し目を入れて急上昇となり、12月2日の915円の高値をつけました。それ以降の動きは、おおよそ670~915円のボックス相場の動きとなっています。直近では、昨年の12月25日の860円を高値に、日経平均の急落にツレ安し、2月6日に685円まで下げ、ボックスの下限を試す動きとなっています。

 

6471 日本精工 東証1部

 2月2日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+40.8%の920億円、経常利益+43.0%の910億円の増収・増益の見通し。2017年11月1日時点で、前期より営業利益+25.5%の820億円から+40.8%の920億円、経常利益+27.3%の810億円から+43.0%の910億円に大幅上方修正済み。

 2015年6月2日の2,120円をピークに大幅下落となり、9月29日の1,128円まで下落しました。12月1日の1,595円まで自律反発のあと、下向きの先細三角形の下げ型となりました。この中で2016年7月7日の691円で底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ転換しました。この上昇トレンド(B)の中で今年の1月23日に1,916円まで上昇し、ここを当面のピークにして日経平均の急落にツレ安しています。好業績銘柄なので大きく下げたところは買いと考えます。

 

6473 ジェイテクト 東証1部

 2月2日発表の2018年3月期本決算予想は、営業利益+0.7%の780億円、経常利益+1.2%の790億円の増収・増益の見通し。7月28日時点で前期の営業利益▲12.2%の680億円から+0.7%の780億円、経常利益-12.9%の680億円から+1.2%の790億円に上方修正。

 2012年11月14日の552円で底打ちとなり、アベノミクス相場にサポートされて上昇を開始し、2015年6月25日の2,480円でピークをつけました。ここから9月29日の1,577円まで押し目を入れ再上昇となるものの12月1日の2,320円を2天井にして、下降トレンド(A)へ転換。

 この中で2016年7月7日に1,031円の安値をつけて反発。下降トレンド(A)を上に抜けて9月5日の1,626円まで上昇後、1,426~1,650円のレンジでのもみあいに。この中で11月9日の1,412円の安値からの反発で上放れし、12月21日の2,000円まで上昇しました。

 その後、2017年3月2日の1,996円とダブル天井に近い形となって反落し、短期の下降トレンド(C)入り。この中で8月29日の1,417円まで下げたあと大きく上昇、ダブル天井を上に抜けて11月9日に2,112円まで上昇しました。その後、今年の1月23日に2,088円とダブルトップを形成したあと、日経平均の急落にツレ安して下げているところです。昨年来高値を更新しての下げですので大きく下げたところは買いと考えます。

 

8132 シナネンホールディングス 東証1部

 1月31日発表時点、2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+22.7%の36億円、経常利益+11.0%の38億円と増収・増益の見通し。

 2012年5月18日の1,585円(併合前317円)を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年5月25日の2,535円(併合前507円)まで上昇後、いったん調整入りとなり、2016年8月26日の1,900円(併合前380円)まで下落しました。ここから再び上昇トレンド(B)へ移行し、この中で今年の1月15日の2,793円、2月2日の2,760円とダブルトップを形成したころで、日経平均の急落にツレ安し、2月6日に2,458円まで下げて反発に転じています。日経平均の大幅下落に対しての下げ幅は少なく、回復の早い動きとなっています。