前日(02月13日)の市場概況

ドル/円:1年3カ月ぶりの106円台へ

 この日のドル円は107.89円が高値で、東京時間午後に2017年の安値107.31円を下抜けると、そのままするすると106円台に落下しました。

 NY時間に発表された米国の1月消費者物価指数は上回る強さ。FRBの3月利上げ確率がさらに高まり、米長期金利は4年ぶりの水準となる2.90%へ上昇しました。しかし金利上昇はいまやドル安材料であり、107円台に戻していたドル/円は2016年11月以来の106.71円まで下値を拡大。NY株式が持ち直したことでドル/円もやや戻し、終値は107.01円(前日比-0.814円)。

 

 ドル/円の目先のサポートは106.50-80円。その下は106.00円ちょうど、そして2016年からの重要サポートである105円へと続きます。
 

ユーロ/ドル:1.25ドルが視野に

 ドル円が主導したドル売りの流れで、ユーロ/ドルは上伸。米CPI(消費者物価指数)の発表後に1.2276ドルまで下げた後、大きくジャンプして2月7日の高値1.2405ドルを抜けると1.2464ドルにタッチ。年初来高値水準の1.25ドル台も見えてきました。

 

豪ドル/ドル:5営業日ぶりに0.7900ドル台に戻す

 米指標発表後に0.7715ドルに下げた豪ドル/ドルは、ドル売りの流れに乗って0.7933ドルまで急上昇。次の目標は0.8000ドル、その上は今月高値の0.8043ドルになります。

 

豪ドル/円:年初来安値から反発

 豪ドル/円は、米指標発表後に83.31円まで下げて昨年6月以来の安値を更新しましたが、豪ドル/ドルの上げに助けられて84.88円まで回復。しかし85円台半ばからは売りが並んでいる模様。