スマホ用部品の出荷数が12月に前月割れ、高付加価値化が一因
現地コード | 銘柄名 |
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02382 | 舜宇光学科技(集団)有限公司 (サニー・オプティカル・テクノロジー) |
株価 | 情報種類 |
102.30HKD (1/10現在) |
株価 企業情報 チャート |
舜宇光学科技の最新業務統計を見ると、2017年12月にはスマートフォン用カメラモジュール(HCM)、スマホ用レンズセット(HLS)の出荷個数がいずれも前月実績を割り込んだ。スマホ需要の停滞に加え、製品ミックスの高付加価値化が背景。17年通期のスマホ用レンズセット、同カメラモジュールの出荷個数はそれぞれ前年比60%、20%増だった。BOCIは同社の目標株価を据え置き、株価の先行きに対して極めて強気の見通しを継続している。
スマホ用レンズセットの出荷数は12月に、前年同月比6.5%増、前月比6.9%減の5330万個だった。10メガピクセル以上の製品の出荷割合がうち50%超。17年通期では、同レンズセットの出荷数は前年比60.3%増の6億800万個に上った。
スマホ用カメラモジュールの出荷は12月に前年同月比4.9%減、前月比1.2%減の2800万個にとどまった。通期では前年比20.4%増の3億2500万個だった。
このほか、車載用レンズセット(VLS)の12月の出荷数は前年同月比で33%増、前月比では3.2%の伸び。17年通期では前年比41%増の3190万個だった。
BOCIは18年のスマホ用レンズセット、スマホ用カメラモジュール、車載用レンズセットの出荷数を、それぞれ前年比28.6%増の7億8220万個、同12.7%増の3億6590万個、同42%増の4530万個と予想。うちスマホ向けの両製品については、平均単価の上昇を予想している(車載用レンズは横ばい予想)。
BOCIはSOTP(サムオブザパーツ)方式に基づいて設定した同社目標株価を据え置き、株価の先行きに対して極めて強気の見通しを継続した。一方、レーティング見直しにつながる可能性がある潜在リスク要因として、デュアルカメラ機能の普及が予想より遅れる可能性を挙げている。
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