5491 日本金属 東証1部

 10月31日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+46.4%の26億円、経常利益は+55.2%の26億円と2期連続の増収・増益の見通し。5月31日時点に予想した営業利益+1.4%の18億円、経常利益+7.5%の18億円から、7月31日時には、営業利益は+46.4%の26億円、経常利益+55.2%の26億円に上方修正。

 2012年11月13日の1,000円(併合前100円)を安値に、アベノミクス相場にサポートされて、緩やかな上昇トレンド(A)を形成。この中で2015年9月3日の2,100円(併合前210円)で当面のピークをつけて、その後、上昇トレンド(A)を切る大幅下落。スタートラインの2012年11月13日の1,000円を下に切りました。

 その後、2016年2月12日の880円(併合前88円)、6月28日の880円(併合前88円)とダブル底をつけて上昇に転じ、2017年9月21日の3,375円まで急騰し、押し目をつけて再上昇となり10月31日には3,505円と年初来高値をつけ、10月31日の決算発表で目先は材料出尽くしとなって大幅下落となっています。

 

6937 古河電池 東証1部

 11月1日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+19.9%の40億円となり、経常利益+24.5%の35億円の増収・増益の見通し。5月10日時点、および8月1日時点の予想と変わらず。

 2014年9月4日の1,660円まで急騰してピークとなり、ここから10月17日の902円まで急落後、11月27日の1,173円まで自律反発し、その後、下向きの先細三角形の下げ(A)となりました。

 この中で2016年8月25日の557円で底打ちとなって上放れし、11月30日の846円まで上昇。その後、2017年の4月20日の700円まで押し目を入れて上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で今年の10月4日の1344円の高値をつけ、当面のピークとなって短期の下降トレンド(C)となっていましたが、12月6日の1,001円を安値に反発となり、12月18日に1,102円で買い転換となっています。

 

5711 三菱マテリアル 東証1部

 11月8日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+25.5%の750億円、経常利益は+25.1%の800億円の増収・増益となっています。なお、8月8日時点の営業利益+17.1%の700億円、経常利益+17.3%の750億円から上方修正されました。

 2012年11月14日の2,100円(併合前210円)を安値に上昇トレンド(A)を形成し、この中で2015年6月11日に5,180円の高値をつけました。ここをピークにして下降トレンド(B)へ転換し、この中で2016年6月28日に2,320円で底打ちとなって上昇トレンド(C)へ移行。この上昇トレンド(C)の中で下降トレンド(B)を上に抜けて2017年1月26日の4,030円の戻り高値をつけたあと、いったん調整となりました。

 しかし、6月1日の3,080円、6月21日の3,070円をダブル底に再上昇。11月8日に決算発表を受け4,605円と戻り高値更新(年初来高値)となりました、ただ、目先は材料出尽くしで大幅下落となっています。

 

4319 TAC 東証1部

 11月6日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益は+13.6%の8.10億円、経常利益は+12.7%の7.80億円の3期連続の増収・増益の見通し。

 同社は首都圏中心に幅広い資格取得学校を展開し、アベノミクスの「働き方改革」や「人づくり革命」のテーマに乗っている業容と言えます。

 2012年11月9日の128円を安値にアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成し、この中で2014年1月29日に494円の高値をつけました。ここをピークに下落となり5月21日の230円の安値をつけたあと、先細りの下向き三角形(B)の下落となりました。

 この中で2月12日の167円を一番底とし、6月27日の176円を二番底に上昇トレンド(C)へ移行。この中で今年の11月15日の254円を安値に急騰して、11月28日の416円の高値をつけたあと、いったん調整入りとなっています。

 

7241フタバ産業 東証1部

 10月30日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+30.3%の117億円、経常利益+39.2%の105億円の増収・増益の見通し。7月27日の時点から大幅な上方修正となりました。

 同社は輸送用機器、自動者系、車両部品を販売しています。

 2014年の9月22日の652円を高値に400円水準を底辺とする三角保ち合い(A)の形となっていましたが、この中で2016年4月11日の399円を安値に、(1)→(2)→(3)と順次角度を大きくする上昇トレンドとなりました。

 上昇トレンド(3)では今年(2017年)4月17日の701円を安値に9月28日に1,278円の高値をつけ、いったん調整入りとなりました。しかし、11月20日の992円まで下げてからは12月18日に1,056円で買い転換となっています。