前日(12月21日)の市場概況

ドル/円:黒田総裁会見で緩和圧力継続との見方から、一時113.63円の高値 

 日銀の黒田東彦総裁は会見の中で「リバーサルレートは学術的分析のひとつで、量的・質的金融緩和の見直しを示唆するものではない」と発言したことから、ドル/円は一時113.63円の高値へ上昇しました。

 ただ、米GDP(国民総生産)確報値が下方修正されたことや、米上院での暫定予算案の採決が明日にずれ込むとの見方からNY終盤は上げ幅を縮小しました。

チャート 1:ドル/円 1時間足

 

この指標を見逃すな!! 12月22日の注目イベント

米・11月耐久財受注、カナダ・10月月次GDP

※▲はマイナスを表す

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 米国は重要指標の耐久財受注の発表が控えており、前回が低調だったため今回は反動増になると市場は予想しています。

 また、カナダのGDPは市場予想を上回る強い内容なら、1月17日の金融政策決定会合での利上げの可能性もあり、注目です。