6999 KOA 東証1部

 2018年3月期本決算予想は未公開。第2四半期(7~9月)の連結営業利益は、前年同期比で2.08倍の28.4億円と会社予想を上回る。市場の見方は2018年3月期、2019年3月期ともに2ケタの増益の見方もある。

 2012年11月13日の546円を安値にアベノミクス相場にサポートされて、緩やかな上昇を続け、2015年6月24日の1,370円でいったんのピークとなりました。

 ここから下向きの先細三角形となって、その煮詰まったところで2016年6月28日の683円で底打ちとなって上放れし、もみ合った後、急騰。2017年3月15日の1,549円まで上昇し、4月14日の1,350円まで押し目を入れ、上昇トレンド(B)へ移行しました。

 この中で7月25日の2,397円の高値をつけて、いったん下落。8月1日の1,866円、9月6日の1,869円とダブル底のような形となって再上昇し、11月9日に2,537円の高値をつけ、押し目を形成しているところです。

 

2772 ゲンキー 東証1部

 10月20日発表の2018年6月期本決算予想は、2017年6月期比で営業利益は+19.5%の46億円、経常利益は+18.6%の48.5億円の増収、増益の見通し。

 2015年11月26日の2,590円(分割前5,180円)を高値とし、2016年2月12日の1,120円(分割前2,241円)を安値とする三角保ち合い(B)を形成。その煮詰まったところで、8月5日の1,650円(分割前3,300円)を安値に、もみ合って上放れ。11月10日の3,640円(分割前7,280円)の高値をつけ、押し目を入れて緩やかな上昇トレンド(C)へ移行しました。

 この中で2017年4月25日の2,756円を安値にもみ合ったあと上放れとなり、9月8日には5,160円の高値をつけました。目先はここをピークに押し目形成となり、10月25日の3,840円まで下げてもみ合い11月29日に4,260円で買い転換となっています。  

 

3023 ラサ商事 東証1部

 10月30日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+23.4%の18億円、経常利益+19%の19.5億円と4期連続の増収、増益の見通し。

 2012年10月30日の345円を安値とし、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされた上昇トレンド(A)の中にあります。2016年6月16日の450円までは出来高も少なく緩やかな上昇となっていましたが、ここからは急角度の上昇トレンド(B)となり、この中で2017年10月31日の1159円の高値をつけ、いったん調整入りとなっています。  

 

5108 ブリヂストン 東証1部

 11月9日発表の2017年12月期本決算予想は、2016年12月期比で営業利益▲4.3%の4,300億円、経常利益▲7.5%の4,000億円の減収、減益の見通し。

 2012年11月14日の1,752円を安値にアベノミクス相場にサポートされ、2015年4月22日の5,175円まで上昇。ここをピークにいったん下降トレンド(A)入りとなるものの、2016年6月28日の3,089円で底打ちとなり、7月7日の3,133円で二点底となって上昇トレンド(B)へ転換しました。

 この上昇トレンド(B)の中で今年の11月8日には5,605円の高値をつけ、11月9日の決算発表で下方修正となったことで、いったん11月16日の4,835円まで下落し、もみ合いとなっています。

 世界的な景気回復で車の需要は今後も続きタイヤは安定して増加することになります。

 

4116 大日精化工業 東証1部

 11月9日発表の2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+12.7%の135億円(8月9日時点-8.2%の110億円)、経常利益は+17.2%の143億円(8月9日時点-7.4%の113億円)と8月9日時点から上方修正の見通し。

 2012年11月13日の1,540円(分割前308円)を安値にアベノミクス相場にサポートされて2014年12月1日の3,345円(分割前669円)まで上昇。ここをピークに横もみ(A)となったあと、下降トレンド(A)へ転換し、この中で2016年2月12日の2,055円、6月17日の2,000円と二点底をつけて、今度は上昇トレンド(B)へ転換しました。

 この上昇トレンドの中で今年の9月13日に5,525円(分割前1,105円)の高値をつけてもみ合い、9月27日の4,995円、10月18日の4,995円とダブル底となって反発し、11月10日に上方修正を受けて6,180円の年初来高値更新となりました。

 ここをピークにいったん12月6日の5,200円まで下げていますが高値更新が期待できます。