今週のドル/円の下値メドは110.82円、上値メドは112.47円
ユーロ/ドルの下値メドは1.1782ドル、上値メドは1.2014ドル

先週のドル/円相場は、大きく円高に動きました。
112.10円でオープンしたドル/円は、113円手前がすでに重くなり、高値は112.71円まで。週半ばからは急速に下げ足が強まり、23日には9月18日以来となる111.06円まで下落しました。

ドル売りの理由となったのが、22日に公表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録。「米国のインフレの低迷が思ったよりも長引きそうだ」と慎重な見方をする参加者が多くなり、このままでは「インフレ期待が後退して、消費活動に悪影響を与える」との懸念の声がきかれました。

マーケットでは、12月はともかく、来年については、利上げ回数が減ることはあっても増えることはないだろうというあきらめ感になって、ドル売りが出た模様。週の終値は111.528円。前週より0.64円の円高でした。


ウィークリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、111.77円です。
ピボットとは「回転軸」という意味で、このレベルを相場の強気と弱気の転換点と考えます。レートがピボット・ポイントより上で取引されているときは、ドル/円の相場は強気が優勢、下にある場合は弱気が優勢と考えます。

ピボットが計算する今週の上値ライン(レジスタンス)は112.47円、下値ライン(サポート)は110.82円です。

 

デイリーピボット

 今週のドル/円のピボット・ポイントは、111.45円です。
ピボットが計算する今日のドル/円の上値ライン(レジスタンス)は111.70円、下値ライン(サポート)は111.27円です。