今週のハイライトは、RBA(オーストラリア準備銀行)、FOMC(米連邦公開市場委員会)、そしてECB(欧州中央銀行)が公表する議事録。
FOMCは12月の利上げがほぼ確実。来年は3回と予想されています。FOMCメンバーは、12月の利上げを支持しているものの、一方でインフレが伸び悩んでいることを懸念しています。インフレ見通しに関してどのような議論があったのか、それが今回のFOMC議事録の注目点になるでしょう。

 ECBは来年1月から量的緩和の縮小に踏み切ります。ドラギ総裁はインフレ見通しに慎重なままで、全体的としてみるとECBの政策がハト派であることに変わりありません。豪州では雇用データが健全な方向に向かっていますが、RBAは労働賃金の上昇が根付くまで金利を据え置く方針。RBAにとって失業率低下は利上げの必要条件ですが、十分条件ではありせん。

 その他、経済データでは、英国のGDP(国内総生産)と欧州のPMI(購買担当者指数)、カナダとNZでは小売売上高が発表されます。

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