新NISAの枠(122万円)を超えてロールオーバーする場合

 一般NISAを利用している人は、新NISAの投資枠(1階と2階を合わせた122万円)を
超えていても全額ロールオーバーすることができます。例えば、2019年に一般NISA枠で投資した株式や株式投信が140万円になった場合でも、すべてロールオーバーできます。

新NISAの枠(122万円)以内でロールオーバーする場合

 では、新NISAの投資枠122万円に収まる場合はどうなるでしょうか。

 ロールオーバーした分は2階の枠(102万円)から埋めていきます。2階の枠がすべて埋まった場合には、次に1階の枠(20万円)を埋めていきます。

 例えば、2019年に投資した株式や株式投信が110万円になった場合、2階の枠102万円を超えるので、1階の枠8万円を使います。それでも1階の枠は12万円残るため、2024年の新NISAでは12万円の範囲内であれば1階で投資ができる、ということになります(1階なのでつみたてNISA対象商品の積み立て限定)。

 では、ロールオーバーしても2階の枠(102万円)が残っている場合はどうでしょうか。例えば、80万円分を新NISAにロールオーバーする場合、2階部分は102万円-80万円=22万円残っています。

 ここで思い出していただきたいのが、新規資金で新NISAを利用する場合のルール。まず1階を利用してから2階を使う、でしたよね。ですから、この場合も、1階で積み立て投資を行った上で、2階の22万円枠を使うという順番になります。

 ただし、個別株だけに投資・2階だけ利用する、という選択をした投資経験者であれば、1階は使わずに2階だけ利用することも可能です。