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金相場は上昇。
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。
金相場は上昇。ドル安を背景に一時1カ月ぶりの高値をつけた。ただし、トランプ大統領がインフラ投資、規制緩和を積極的に進める方針を示したことを受けて上値からは下げている。
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金相場は上昇。ドル安を背景に一時1カ月ぶりの高値をつけた。ただし、トランプ大統領がインフラ投資、規制緩和を積極的に進める方針を示したことを受けて上値からは下げている。

3月のISM製造業景況指数の低下や米新車販売台数の減少などを受けたドル安をなど背景に、金相場は2月27日以来の高値となる1,261ドルを付けている。ただし、その後はトランプ政権が銀行規制の変更に取り組んでいるとの報道や、インフラ投資計画の規模が1兆ドルを超える可能性を示したことなどから、金相場は上値から下げている。

一方で米中首脳会談や仏大統領選を前に、投資家の間には警戒感も根強く、売り込まれる動きは見られないようである。さらにロシアでの地下鉄爆破事件を受けて、安全資産である金に買いが入りやすい地合いにあるようである。

市場の注目は、5日公表のFOMC議事要旨、6・7日開催の米中首脳会談、7日発表の米雇用統計に集まっているとみられる。動きづらいが、これらをこなした後はいったん調整する可能性があろう。1,260ドルは直近高値水準であり、さすがに買われすぎ感もあるとみられる。いったん調整をこなした後に、高値を取りに行く動きになると考える。

一方、ドイツの3月の新車登録台数が前年同月比11.4%増の35万9,683台となった。ただし、ディーゼルエンジン車の登録台数は2.8%減少し、新車登録全体に占める比率は前月の43.4%から40.6%に一段と低下した。

ガソリンエンジン車の登録は21.8%増で、比率は53.7%から56.5%へ高まった。また電気自動車(EV)の登録は98.5%、比率は0.6%で、プラグインも含んだハイブリッド車(HV)の登録は84.9%、比率は2.1%へそれぞれ増えている。

また南アランドが下落するなど、プラチナにとっては厳しい環境にある。これらから、プラチナ相場は伸びづらいものの、相対的な割安感はきわめて強いように感じられる。

非鉄相場は総じて軟調。中国市場が休場だった影響で全般的に低調な動きだったこともあり、上値の重い展開が続いた。アルミは重要な節目の1,950ドルを割り込み、銅も5,800ドルを割り込んだ状態にある。

ただし、それぞれ1,920ドル、5,650ドルでサポートされれば、通常の調整の範囲内であろう。ニッケルは9,800ドルで辛うじて踏ん張っている。これ以上の下値を売り込んでも意味がないということであろう。亜鉛も2,700ドル、鉛も2,265ドルでサポートされている模様。中国の経済指標は崩れておらず、悲観的になる理由は全くないだろう。

原油は上昇。約1カ月ぶりの高値を付けた。北海油田での生産停止や米国内の原油・石油製品在庫の減少観測が下値を支えた模様。ただし、リビア西部シャララ油田での生産は再開されたようである。

武装勢力がザウィヤ石油ターミナルにつながるパイプラインを封鎖したことを受けて、リビア国営石油会社(NOC)が3月28日に原油の荷積みに不可抗力条項を発動していたが、3日朝に解除され、同油田での生産は2日夕に再開されているという。

一方、WTI原油は短期的には買われすぎ感が強まっており、さらに重要な節目の51.30ドルまで戻したことから、目先は調整しやすいだろう。ただし、OPECの減産順守状況は引き続き想定以上で推移しており、月次報告でそれが確認されれば、それをきっかけに再び上値を試す可能性は十分にあるだろう。その場合には、50ドル前後で下げ止まることが最低条件となろう。

一方、北海の英バザード油田(生産日量18万バレル)で原油生産が一時停止し、陸上の処理ターミナルで修理作業が実施されたことが材料視されたが、これは一両日中に通常生産に戻る見込みとされている。

米石油協会(API)が発表した週間石油在庫統計によると、米国内の原油在庫は前週比180万バレル減少。減少幅は市場予想の43万5,000バレルを上回った。原油在庫の増加傾向に歯止めがかかり始めるようだと、市場の見方が大きく転換する可能性がある。

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