金相場は横ばいでの推移。1,200ドルに絡んだ下値形成の動きにある模様。この水準で下げ止まることができるかが、目先の方向性を決めることになろう。

15日投票のオランダ下院選への注目が高まっている。欧州統合に懐疑的な政党が勝利する可能性は低いとみられているものの、選挙で多数の票を獲得すれば、4月と5月の仏大統領選挙が予想外の結果になる可能性もあり、関心が高まっている模様。

また14・15日にはFOMCが開催される。利上げは確定的だが、市場の関心は年内の利上げ回数に向かっているようである。利上げ回数見通しが現在の3回から4回に引き上げられれば、一時的にドル高につながり、これが金相場を圧迫する可能性があろう。

いずれにしても、現在はきわめて重要な水準にある。維持できなければ、最大で1,150ドルまでの下げになることを念頭に入れておく必要があろう。銀やプラチナも下値形成の動きにあり、これ以上の下げになれば、かなり厳しい相場展開にならざるを得ない。直近安値を試す動きになるのか、この数日間の値動きはきわめて重要といえよう。

非鉄相場は底堅く推移。FOMCやその他の重要イベントを前に売り込む動きは一巡したようである。銅は5,650ドルを維持して反発しており、目先の急落は回避されているようである。

BHPビリトンがチリの労組幹部に交渉再開を要請し、新たな提案を行う意向を表明したことは圧迫要因だったが、一方でペルー銅山の労働者が先週にスト入りしたことはサポート要因だったとみられる。

水準としては今月の安値を確認した可能性があり、徐々に反発の動きを強めると考えられる。目立って弱かったニッケルも反発した。9,775ドルの重要なサポートを維持して反発しており、ここで10,450ドルを回復できれば、再び上値を試す可能性が高まろう。ただし、11,200ドルが重くなっており、これを上抜けない限り、次の展開は見えない水準にあると言えよう。

米国内でシェールオイルの増産傾向が鮮明になっていることが引き続き重石になっているようである。米国内の石油掘削リグ稼働数が前週比8基増の617基となり、15年9月以来の高水準にあることが嫌気されている模様。

また米国内の原油在庫も9週連続で増加し、記録的な水準に積み上がっている。これでは、センチメントの好転を期待するのは難しいだろう。米国内での生産拡大により、OPEC加盟・非加盟国による協調減産効果が損なわれるとの見方が根強く、目先は引き続き安値圏での推移が続きやすい。当面はポジション調整も含め、下値を確認する動きが続きそうである。