金相場は小幅安。3月の米利上げ観測が再燃し、ドル高となったことや、米国株が上昇していることから下落した模様。FRB当局者が3月利上げの可能性を示しており、これがドル高を誘発しているようである。

しかし、米長期金利は2.4%台とそれほど高くなっているわけではなく、欧州の政治リスクなどもあり、安全資産である米国やドイツの国債に買いが入っており、これが金利上昇を抑制していると考えられる。

今月は金相場が短期的な高値を付けやすい傾向があるとされる。このことより今月は1,245ドルで上値を確認し、3月に向けて調整が続く可能性があるだろう。ただし、大きく下げる可能性は低く、ドル安と安全資産としての買いが金相場を支える構図は変わらないだろう。

非鉄相場は調整の動き。高値圏での値幅の大きなもみあいになっている。上昇したいが上昇しきれない状況が続いているようである。アルミは再び節目の1,900ドルを割り込み、銅は6,000ドルの節目を維持したものの、やや上値が重くなっているようである。

銅はチリの鉱山のストライキやインドネシア当局と米フリーポート・マクモランの操業許可更新に関する対立が続いており、供給不足への懸念から下値が堅い展開が続いている模様。

一方、前日に2カ月ぶりの高値をつけたニッケルは大幅安となり、節目の11,000ドルを割り込んだ。10,600ドル前後で下げ止まれば、上昇基調は継続していると判断できるとみられるが、上昇が続いていただけに、目先は調整が優先されそうである。

亜鉛は高値で下げ渋ったが、鉛は大幅安となり、重要なサポートの2,270ドルをわずかに下回っている。この水準を踏ん張れるかが極めて重要である。

原油は上昇。OPECのバルキンド事務局長が、ロシアなど他の主要産油国との協調減産合意について、一段の順守に楽観的な見方を示したことで3週間ぶりの高値を付ける場面があった。

バルキンド氏は「1月の統計によれば、OPEC加盟国による減産合意の順守率は90%を超えており、原油在庫は今年さらに減少するだろう」と指摘。そのうえで、「より高いレベルの順守を達成しようとする全ての関係国の意思は固い」との認識を示した。

またバルキンド氏は、1月1日から6カ月間の減産合意について、次回5月のOPEC総会で延長ないし拡大する必要があるかについて言及するには時期尚早とした。1月の統計では、サウジが減産を一手に引き受けていたことが判明した。

そのため、他国の減産順守が確認できるかに注目することになろう。いずれにしても、今後、需給バランスは改善するだろう。米国シェールオイル増産もそう簡単ではないだろう。需給面を背景とした原油相場の上向き基調は続くことになろう。