金相場は大幅下落した。下げ幅は5週間ぶりの大きさとなった。米大統領選の民主党候補クリントン氏のメール問題について、連邦捜査局(FBI)が6日、犯罪に当たらないとの従来の見解を確認したことがきっかけとなり、株価が買い戻され、ドルが上昇したことから、金は大きく売られている。

米大統領選ではクリントン氏が勝利する可能性が高まっており、予想通りとなれば、金市場への影響は限定的であろう。ワシントン・ポストとABCや、NBCとウォール・ストリート・ジャーナルによる世論調査では、いずれもクリントン氏が共和党候補トランプ氏に対してリードしているとの結果が出ている。

トランプ氏が勝利すれば、市場は全く織り込んでいないだけに、株安・ドル安・債券安となり、金市場に関心が向かうことになろう。

非鉄相場は銅とニッケルが急伸。驚くに値する上げ方である。米大統領選の民主党候補クリントン氏のメール問題について、FBIが同氏を訴追しない方針を議会に報告したことで市場に安心感が広がっており、これが買いにつながっていると見られる。

しかし、本日の大統領選の結果を見るまでは、今後の方向性はつかみづらい。結果を見たうえで判断したい。

原油は7日ぶりに反発。米大統領選の民主党候補クリントン氏の私用メール問題で訴追されない見通しになったことを受けて、買い戻しが入った。一方でOPECの協調減産計画に対する懐疑的な見方は強まっており、上値も限定的になり、WTIは45ドルを下回っている。また原油の受け渡し拠点である米オクラホマ州クッシングの在庫が前週比44万2,077バレル減だったことも支援材料だった。

バーキンドOPEC事務局長は9月末に加盟国がアルジェリアで合意した減産合意を順守する意向を改めて強調しているが、市場は懐疑的に見ている。イラクとサウジの対立が沈静化するのは難しく、総会当日まで不透明感が続くことになろう。