金相場は上昇。ドルの下落や10月下旬のインドの祝祭日を控えた実需の盛り上がり等を受けて、約3週間ぶり高値をつけた。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によると、世界の金需要のシェアは中国が27%、インドが24%になった。

一方、シカゴ連銀のエバンズ総裁による利上げに関するコメントや、最近の好調な米経済指標を受けて、年内の米利上げ観測が高まっており、金相場の重石になるかに注目することになろう。12月の利上げ確率は8割にまで高まっており、ほぼ織り込まれたと言えよう。

1,250.60ドルをサポートとし、上昇に転じ始めているようだが、株安に伴う現金化の動きが強まれば、売りが優勢になる可能性もあるだけに、常に注意が必要であろう。

非鉄相場は全面高の展開。これまで低迷していた動きに対して買い戻しが入り、大きく上昇している模様。市場では、中国が追加の景気刺激策を行うとの観測も押し上げにつながったとの指摘がある。

アルミは続伸し、1,640ドルを一気に超えて、1,670ドルまで上昇。重要なレジスタンスと見られる1,665ドルも超えている。これを維持できれば、上昇余地が大きいだけに、1,700ドルトライの可能性も見えてくるだろう。

銅も急伸。底練りから上に放れた模様。ただし、4,750ドルを超えることが、上昇基調への転換のポイントになろう。上昇余地が大きいため、その可能性は十分にあろう。ニッケルも続伸。ただし、10,325ドルのレジスタンスを超えておらず、これを超えるのを確認したい。上昇余地は大きいだろう。亜鉛は大幅続伸。直近高値の2,419ドルを超えるかに注目したい。

原油は続落。米国の原油在庫の増加が見込まれていることが上値を抑える中、WTI原油は50ドルの節目を割り込んだ。OPECの減産計画に関する思惑から上昇基調が続いてきたが、産油国間の駆け引きから実際に減産で合意できるかが懸念され始めており、これが圧迫要因になっているようである。

イラクのOPEC減産計画に対する姿勢や、同国の10月の産油量の増加が上値を抑えやすくなっている模様。このような状況の中、イラクを訪問したOPECのバルキンド事務局長は「OPECは50年余の歴史の中で良い時代も難しい時代も経験してきたが、現在は最も困難な時期だ」としている。OPEC加盟国は9月に減産で合意したが、各国の生産枠は11月30日の総会で決定する予定である。

しかし、イラクは今月になって減産に消極的な姿勢を示しており、今後のOPECでの調整が難航するとの見方が強まっている。目先は買われ過ぎ感や、投機筋の買い戻し一巡からいったんは下値を試す可能性がある。48.50ドルで下げ止まるかに注目しておきたい。