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金相場は反発
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。
金相場は反発。9月の米雇用統計が市場予想を下回ったことで、米利上げ期待が後退したことや、国慶節の連休明けの中国勢が市場に戻ったことで買いが入った模様。下げ渋る動きに入っており、安値拾いの買いが入り始めている可能性もある。
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金相場は反発。9月の米雇用統計が市場予想を下回ったことで、米利上げ期待が後退したことや、国慶節の連休明けの中国勢が市場に戻ったことで買いが入った模様。下げ渋る動きに入っており、安値拾いの買いが入り始めている可能性もある。

市場では14日発表の米小売売上高が強い数字となれば、年内の米利上げ期待が再燃し、金相場は再び安値を試すとの見方もあるようだ。金相場は米利上げに敏感に反応しているとみられる。

基本的にはドル金利の上昇は金の保有コストを高めることになり、ドル高もドル建てで取引される金相場を圧迫することになる。いまは安値からの戻りを試している最中であり、まずはどこまでの反発力があるかを確認することになろう。

売られすぎ感が解消された際に戻りが鈍ければ、再び売り込まれる可能性もある。まずはどこまで戻すのかを確認したい。

非鉄相場は総じて堅調だった。アルミは高値を更新。このタイミングでの戻り高値更新には驚くしかない。少し動きが変わってきているのかもしれない。銅も大幅に反発している。ポイントだった4,820ドルを上回っており、これで4,880ドルを超えるようだと相場の見方を変える必要が出てきそうである。

ニッケルも急伸している。1万900ドルを超えるのかを見極めたい。亜鉛はいまだにレンジである。2,300ドルのサポートと2,340ドルのレジスタンスのいずれを上抜けるのかを見極めたい。ただし、売られすぎであり、反発の素地は整っている。

原油は約3%の急伸。ロシアがOPECの原油生産抑制策に歩み寄る姿勢を見せたことや、アルジェリアなどがOPEC非加盟国に協調を呼び掛けたことが好感された。またサウジ政府が国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を前にソブリン債発行を検討しているとの報道も支援材料になった模様。

ロシアのプーチン大統領は、トルコのイスタンブールで開かれたエネルギー会議で、「増産凍結もしくは減産がエネルギー市場の安定にとって恐らく唯一の解決策」と指摘。そのうえで「ロシアは生産抑制の協調行動に加わる用意があり、他国にも同調するよう呼び掛ける」とした。

OPECは11月30日にウィーンで開く総会までに、日量70万バレル減産し、産油量を同3,250万~3,300万バレルに抑制する協調行動の合意を目指している模様。OPECが減産すれば8年ぶりとなるが、今回は非加盟国にも協調を呼び掛けているようである。サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は「11月までに協調減産が実現することを楽観している」との認識を示し、アルジェリアのボータルファ・エネルギー相は「OPEC非加盟国も協調するだろう」との見方を示している。

その一方でサウジのファリハ氏は「OPECは過度に引き締めることにより市場に衝撃を与えることは避ける必要がある」とし、OPECは均衡の取れた責任ある態度を取る必要があるとしている。一方、OPECのバーキンド事務局長は協調減産の実施について、「産油国代表が集まる会議中に、非加盟産油国と合意に至るだろう」と楽観的な見方を示し、トルコのイスタンブールで開催中のエネルギー会議中の12日に協議する予定としている。

一方でイラク石油省は声明を発表し、ルアイビ石油相が国内で操業する石油・天然ガスの生産者に対し、17年も増産を続けるよう要請したとしている。声明によると、石油相は先に同国石油業界幹部を集めバスラで開催した同省の油田開発計画に関する会合で発言し、「年内そして17年に国家や認可企業が一段と努力し、石油・ガスの増産を推進する必要性を確認した」もよう。

また外国企業の生産目標は「決められた期限内に達成されなければならない」と発言したもようである。市場ではOPECの協調減産が原油相場を押し上げるとの見方が大勢を占め始めているが、一方でイラクの身勝手な政策がOPECの協調にどのような影響を与えるかにも注意が必要である。

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