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金相場は続落。一時4カ月ぶり安値を付けた。
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。

金相場は続落。一時4カ月ぶり安値を付けた。

2016/10/7
金相場は続落。一時4カ月ぶり安値を付けた。米新規失業保険申請の減少を受けたドル高や米国の年内利上げの可能性が嫌気されているようである。米新規失業保険申請は24万9,000件と、前週比5,000件減少した。
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金相場は続落。一時4カ月ぶり安値を付けた。米新規失業保険申請の減少を受けたドル高や米国の年内利上げの可能性が嫌気されているようである。米新規失業保険申請は24万9,000件と、前週比5,000件減少した。

金相場は3年ぶりの大きな下落幅を記録したが、底打ち感が見られない模様。米金利上昇のリスクが高まっており、金相場にはネガティブな状況にあると見られる。米利上げに加え、ECBによる国債買い入れ規模の縮小観測も上値を抑えるだろう。

いずれにしても、当面は1,260ドル前後を維持できるかを見極めることになろう。米雇用統計の非農業部門就業者数は前月比17万5,000人増が予想されている。

非鉄相場は総じて軟調。中国が連休中で商いが細る中、米年内利上げ観測の再燃でドル高が進んだことが嫌気された。中国勢が市場に戻ってくる来週にこの流れが止まるかに注目することになろう。

ただし、今晩の雇用統計で強い内容になれば、利上げの可能性が高まり、これが上値を抑えることになろう。アルミは反発したが、高値を明確に更新しているわけではないと見られる。買われすぎと見られ、ドル高が上値を抑えている可能性がある。天井感が見られるとも言える。

銅は大幅反落だった。重要なサポートの4,780ドルを割り込んだため、基調は下向きに転じている模様。トレンド転換には4,800ドルを回復することが最低条件であろう。逆に4,750ドルを割り込むと、下げが加速し、下落基調がより鮮明になるだろう。

ニッケルは反発した。1万ドルをサポートしたことになり、さらに売られすぎでもあることから、反発しやすい状況にある。1万250ドルを維持できるかがポイントになろう。亜鉛は続落。2,300ドルのサポートを維持できるかがポイントになろう。割り込めば、2,250ドルまでの下げになろう。

原油は1%超の上昇。OPECが9月28日にアルジェリアでの非公式会合で減産を発表したことがいまだに材料視されているようである。また米国内の原油在庫の減少も支援材料となっていると見られる。

7日で約15%の上昇となっており、上げ過ぎともいえよう。OPEC筋によると、イスタンブールで来週にOPEC非加盟国ロシアとOPECの間で会合が開かれ、サウジアラビア、イラン、イラクのエネルギー担当相が参加する予定となっている模様。これも減産観測を高めることになり、原油相場を支える要因になる可能性がある。

また米国の原油在庫も5週連続で減少しており、9月初め以降の減少幅は2,600万バレルに達している。また米国内の産油量は増えておらず、米国内の石油需給は改善傾向にあるといえよう。とはいえ、さすがに短期間でのこれほどの上昇に警戒感も出よう。週末でもあり、いったんは下げてもおかしくない。調整するかをまずは見極めることにしたい。

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