金相場はほぼ変わらず。前日に大幅安となったこともあり、売り込む動きは控えられた模様。株高・金利上昇で金にとっては逆風が吹いており、当面は上値を追いづらいだろう。

米国では利上げ観測が高まっており、目先はドル高基調が続きやすいとみられる。しかし、金利上昇がネガティブにとらえられれば、株安になり、これが金相場を支える可能性はあるだろう。

ただし、これが金融クラッシュになれば、金は一段安になる可能性もある。1,260ドルを割り込むと、基調はさらに悪化せざるを得ないだろう。また、これまで基調が強かったパラジウムもここにきて下げがきつい。重要な節目の690ドルを割り込んだため、当面は下値を目指す動きになり、650ドルを試すことになろう。

非鉄相場は総じて下落。中国の連休の影響で市場参加者が少ない中、米国の良好な経済指標を背景としたドル高が嫌気された模様。アルミは反発したものの、徐々に上値が切り下がりつつある。

銅は小幅反発だが、上値の重い展開にある。4,825ドルを超えるまでは基調は下向きといえよう。逆に4,780ドルを割り込むと下値トライとなろう。ニッケルも小幅反発だが、1万200ドルを超えるまでは下落基調継続と判断する。9,800ドルを割り込めば、基調はさらに下向きになろう。

亜鉛は続落。重要な2,375ドルを割り込み、短期的には上値確認となっている。2,310ドルを割り込むと、下げが加速することになりそうである。ただし、2,200ドルを維持できれば、長期上昇基調は維持されていると判断できよう。

原油は上昇。米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫が5週連続で減少したほか、OPECが11月に開催する総会で、減産合意を確認するとの期待も高まったことが買いにつながっている模様。EIAの原油在庫統計は300万バレルの減少で、市場予想は260万バレルの減少だった。

原油相場はOPECがアルジェリアの会合で8年ぶりの減産で合意して以来、6日で13%も上昇しており、さらに50ドル手前で打たれたことや買われすぎ感が強くなっているため、目先は上値を確認する可能性もあろう。また米国のシェールオイルはまだ増産を始めておらず、アイドリングの状態にあり、いつでも増産が開始できる状況にあると考えられる。そのため、目先の高値を確認する可能性は高いとみている。