金相場は4日続伸。ユーロの上昇受けて買われた模様。FOMC声明で追加利上げの見送りが決定され、さらにFOMC参加者の金利見通し(中央値)で今年と来年の利上げ想定回数がいずれも前回6月時点から減ったことで、ドルが下落したことも金の押し上げにつながったようである。

ドル安傾向は長期的なテーマであり、これが金相場を支えるとの見方は変わらない。ただし、短期的には1,350ドルを超えるかが極めて重要であり、これを超えられないようだと上値の重さが意識されざるを得ないだろう。ただし、米国債の利回りの上昇が一服しており、金買いには安心感があると考えられる。

株式や債券との連動性が高まっており、リスクオフにあった場合には、むしろ金も同時に売られる可能性がある点には要注意である。

非鉄相場は急伸。ファンドの資金が流入したのか、アルミ・銅・ニッケルが急騰している。逆に亜鉛は伸び悩んでいる。FRBの金融政策に対する安心感も買いを誘っている面があろう。

アルミは急伸し、1,630ドルまで値を戻した。強烈な上げだが、違和感もある。持続的なものかを見極めることにしたい。銅も急伸し、重くなっていた4,800ドルを超えた。

一段高になったが、買われすぎになっている。300日線の4,840ドルを少し上回った状況だが、この動きが持続するかを見極めたい。ニッケルも急伸した。1万655ドルまで上昇し、1万400ドルの上値を超えた。目先は8月10日の高値1万1,030ドルを超えるかを見極めることになるが、ここまで上昇するイメージは持ちづらい。

一方、亜鉛は伸び悩んだ。直近高値をわずかに上回る場面もあったが、超えられずに25日線の2,290ドルを下回って引けている。上昇基調は維持されているものの、持続するかを見極めたい。2,205ドルを下回ると下げ基調に転じるだろう。

原油は4日続伸。米国内の原油在庫の大幅減少やドル安を背景に買いが膨らんだ。前日発表の米エネルギー情報局(EIA)による石油在庫統計では、最新週の原油在庫が620万バレル減と市場予想の340万バレル増に反して大幅減となった。

原油在庫の減少は3週連続となり、米国内の石油需給の引き締まり観測が広がったことが買いにつながっている模様。またガソリン在庫が予想以上の減少となったことも支援材料とみられる。

市場の関心は、26日からアルジェリアで開催される産油国会合に向かっている。OPECが専門家会合を開催した結果、前向きな合意が得られなかったとの報道もあり、市場は神経質になりやすいだろう。市場では、「OPECには約束を守る歴史がない」との指摘もあり、期待感はあまりない。

またサウジアラビアとロシアの産油量が既に過去最高水準にあり、リビアとナイジェリアは滞っていた輸出を再開する見通しであることも、原油相場の上値を抑えるとの見方につながっていると見られる。

イラクのアラムOPEC理事は、「市場支援を目的とした増産凍結の合意に向けて、現在の石油市況はOPECと他の産油国にとってより好ましい状況」との見方を示しているが、会合での増産凍結合意の可能性は低いとの見方が一般的である。いずれにしても、まずは会合の結果を待つしかないだろう。