金相場は3日ぶりに反発。ドルが対ユーロで下落したことが下値を支えた模様。FOMCでは利上げ見送りがほぼ確実視されているが、年内利上げに向けて何らかのシグナルが送られる可能性があり、これが上値を抑えている可能性がある。

今後は米利上げの可能性を織り込む形で金利が上昇する可能性が高く、これが金相場の上値を抑えるだろう。また金利上昇で株安が加速すれば、これも現金化の動きを背景とした金市場からの資金流出が金相場を押し下げる可能性がある。

ただし、繰り返すように、その場合でも金相場の底打ちのタイミングは早いだろう。

非鉄相場は堅調に推移。中国のハードランディングの可能性が後退したとの見方などから、底堅い展開にあると見られる。アルミは底割れ回避で上値を試す動きに入りつつある模様。銅は4,800ドルが重くなっており、ここがレジスタンスになる可能性が高まっているようである。

ニッケルは想定外の急伸。1万ドルの大台を回復しており、上値を試しやすい地合いにあると見られる。直近高値の10,440ドルを超えるかを確認することになろう。亜鉛も75日線の2,200ドルレベルを維持して反発。2,300ドルを超えるかを試す動きになろう。

原油は反発。産油国による生産調整への期待が広がった。ベネズエラのマドゥロ大統領は、OPEC加盟国と非加盟国が原油市場の安定化に向けた合意に近づいており、月内の発表を目指しているとしている。

これを受けて、供給過剰の解消に向けた何らかの生産調整が行われるのではないかとの見方が広がりつつあるようである。内戦が続くリビアの主要港からの原油輸出の再開が遅れるとの報道も支援材料だったようだ。さらにドルが対ユーロで下落したこともドル建て原油相場の割安感につながった模様。

主要産油国は9月26~28日にアルジェリアで開催される石油業界の会合において、生産上限の凍結の可能性について協議する。ベネズエラのデルピノ石油鉱業相は「世界の原油供給を約10%減らして消費と均衡させる必要がある」とし、「原油の適正価格は70ドル前後」との認識を示している。

一方、サウジの7月の原油輸出は日量762万バレルで、前月の746万バレルを上回っている。需給バランスの改善が進むか次第で原油相場の方向性が決まるだけに、会合の行方に注目せざるを得ないだろう。

WTI原油は43ドルのサポートで底練りの状況。ここを維持できれば、反発の可能性が出てくる。売られすぎ感も強いため、あとは材料面での後押しが必要であろう。