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金相場は下落し、2週間ぶり安値を付けた
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。

金相場は下落し、2週間ぶり安値を付けた

2016/9/16
金相場は下落し、2週間ぶり安値を付けた。20・21両日のFOMCを前に、まちまちな内容の米国経済指標を受けて売りが優勢となった模様。
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金相場は下落し、2週間ぶり安値を付けた。20・21両日のFOMCを前に、まちまちな内容の米国経済指標を受けて売りが優勢となった模様。

8月の米小売売上高の落ち込みは予想以上だったが、新規失業保険申請件数は予想を下回った。またその他の指標もまちまちだった。FOMCでの利上げ観測は後退しており、利上げはまずないだろう。

これ自体は金相場にはポジティブだが、一方で利上げができないことをネガティブな材料に取られ、ドル安になれば、通貨安の面と安全資産の面で買われることになろう。逆に債券安を背景とした利回り上昇を背景にドル高となれば、株安が金買いにつながらないこともあり得るだろう。

むしろ、現金化が進む過程で売りが出やすくなることもあり得る。いずれにしても、来週のFOMC次第である。目先は下落への警戒をしておきたい。

非鉄相場は全体的にさえない展開。銅だけが堅調だった。銅は底値からの反発基調が続いているが、これ自体は買戻し主体と考えられる。アルミは反落し、ニッケルは弱さが目立ち始めている。

亜鉛も反落しており、いまひとつ上値を追い切れない状況にある。そのため、市場の関心は銅に集まりそうだが、材料が整わないと週末でもあり手仕舞い売りが出やすくなる。4,800ドルを超えるには相応の材料は不可欠であろう。ドル相場の動きにも要注意である。

原油は反発。ガソリン相場の急伸が材料視された模様。米パイプライン運営大手コロニアル・パイプラインの主要ガソリン油送管の稼働再開が遅れるとの報道が一因となりガソリン相場が上昇したようだ。また米国株の上昇も原油相場を支援した。

市場では、株式市場が原油高を材料視したとの解説が多いが、それは間違いであろう。あくまで原油は金融市場の動きに対して受動的である。また米国経済指標が弱い内容だったことを受けて、利上げ観測が後退し、ドル安が進んだこともドル建て原油相場の押し上げにつながったと見られる。

2014年夏場以降の原油相場の下落がドル高を背景としていることを考慮すれば、ドル安基調への転換は原油相場にはポジティブ要因であろう。直近のガソリン在庫の急増はネガティブ材料であり、さらに国際エネルギー機関(IEA)やOPECが世界的な原油の供給過剰は2017年まで続くとの見通しを示していることから、需給面での懸念は払しょくされていないようである。

米国内の産油量もリグ稼働数の増加で増える可能性があり、今後も上値の重さが意識されやすい展開が続きそうである。ここで株安などの金融ショックが鮮明になれば、原油相場もそれからは逃れられないだろう。特に来週は米国株が下げやすい傾向が鮮明なだけに要注意である。

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