金相場は続伸。7月のFOMC議事要旨で、委員の間で早期の利上げをめぐって意見が割れていることが判明。早期利上げの可能性が低下したとの見方がドル安につながっている模様。

FOMC委員は総じて、米国経済や労働市場について上向きな見方を示したが、一部は将来の雇用のいかなる減速も早期の利上げに反対する理由になると指摘。政策の方向性が決まっていないことは、利上げ先送りを意味すると考えられる。ドル安傾向が金相場を支える構図は変わらないだろう。

SPDRゴールド・トラストの金保有高は17日時点で前日比0.46%減の957.78トン。伸び悩み傾向が続いている。

株高でも金が売られていないところに、現在の金融市場の不透明さや市場に対する懸念が根強いかが伺える。

非鉄相場は総じて堅調だった。FOMC議事要旨を受けて早期利上げ観測が後退し、ドルが軟調に推移したことが下値を支えたようだ。

銅は反発したが、アルミは高値を付けた後に下落。ニッケルは1万ドルを維持し下げ渋っているが、安値圏での推移に終始した。一方で鉛は4日続伸し、1カ月ぶりに1,900ドル台を回復するなど、強い銘柄もある。

原油は続伸。世界の複数の産油国が増産凍結をめぐる協議を行う用意があるとの報道が依然として買戻しを誘っているようだ。OPEC加盟・非加盟国が9月にアルジェリアで開催される会合で、増産凍結について再び協議するとの報道は想定以上に市場の関心事になっている模様。

ヘッジファンドなどの投機筋がショートカバーを強いられていることも、相場の押し上げにつながっているようである。またドル安も支援材料と見られる。

しかし、今年の初めに産油国が増産凍結で合意できなかったことを考慮すれば、増産凍結協議の可能性を主因とした上昇の継続には懐疑的であろう。また米国内の石油掘削リグ稼働数の増加と産油量の回復基調も相場の重石になると考えるのが妥当であろう。

いずれにしても、50ドルに達した後に、この水準を維持できるかを注視することになるだろう。