金相場は小幅続落。前週末の大幅下落を受けた売りが続いた模様。7月の米雇用統計が市場予想を大幅に上回る堅調な内容だったことを受けて、ドル高基調が続いており、これが金相場の上値を抑えていると見られる。また株高基調も同様である。

逆に言えば、これらの状況が反転すれば、金相場も反転することになろう。しかし、現状ではドル高・ユーロ安になりやすい地合いにあり、下値を固める期間が続く可能性が高いと見られる。

現状の水準を大きく下回らなければ、金相場の反発は時間の問題であろう。もともと、8月の金相場は安値圏で推移しやすい。つまり、押し目買いのタイミングになるともいえよう。長期的な見通しに変更はない。

非鉄相場はおおむね底堅く推移。前週末発表された米雇用統計が強い内容だったことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退したと見られるが、ドル高で推移したことで上値も重くなっているようである。

アルミやニッケル、亜鉛が引き続き堅調に推移しているが、銅は上値が重い。7月の中国の貿易統計で輸出入がともに市場予想を下回ったことは懸念材料であり、今後の動向には注意が必要である。銅は4,800ドルを維持しているものの、これを明確に割り込めば、再度下値を試す展開にならざるを得ないだろう。

原油は反発。OPEC加盟国が供給過剰解消に向けて協調するとの期待が高まった。OPEC議長国であるカタールのサダ・エネルギー相が、OPEC加盟国の非公式会合を9月下旬に開くと発表。

原油相場の現況や価格下支え策の是非などについて意見交換する見通しであり、これを受けて世界的な供給過剰状態の解消への期待が高まったと見られる。ベネズエラの石油相がバーキンドOPEC事務局長と会談していたことや、同国大統領も原油価格安定のためのOPEC加盟・非加盟国の協議に向けた動きを見せていたこともあり、現在の原油市場の状況を打開したいとの思惑が見える。エネルギーフォーラムは9月26〜28日に予定されている。ただし、具体策が出てこない限り、市場の反応は限定的になるものと思われる。