金相場は反発。イングランド銀行(英中銀=BOE)による利下げ決定を受けて買いが入った模様。BOEはEU離脱決定に伴う景気減速を食い止めるため、政策金利を過去最低の年0.25%にすると発表。7年5カ月ぶりの利下げに踏み切った。

さらに700億ポンドの資産買い入れ額の増額を発表。これを受けて、金利を生まない資産である金の需要が高まった模様。またポンド安がポンド建て金相場の上昇を促し、これも金買いを推し進める材料になっている可能性がある。

米雇用統計では、利上げ観測が高まる可能性が低いと考えられ、ドルの上値が重くなることでドル建て金相場はサポートされるだろう。金融政策はますます金にポジティブな材料になっているように思われる。リスク資産の購入に併せて金を保有する傾向が今後はますます強まることになろう。

非鉄相場は軟調な動き。ドル高傾向が嫌気されたもよう。また米雇用統計の発表を控え、動きづらかったことも上値を抑えたと考えられる。銅は上昇基調から反転しており、下落リスクがやや高まっているようである。米雇用統計の結果を受けた市場の反応を見きわめることになろう。

原油は続伸。ガソリン在庫の急減を好感した買いが入ったと見られる。40ドル割れから回復しており、目先の底値が40ドルになった可能性が高まりつつあるようである。

米国のクッシングの原油在庫は2日までの週で8万9,071バレル減少。これも下値を支えている模様。ショートカバーが入り始めており、これも下値を支えていると見られる。米国ではドライブシーズンがピークを迎えており、ガソリン在庫が今後も減少するかに注目することになろう。

一方、イラクの7月の産油量が1月以来の高水準に達したもよう。イラク石油販売公社(SOMO)が発表した7月の産油量は、前月の日量455万9,000バレルから463万2,000バレルに増加し、1月の477万5,000バレル以来の高水準だった。

またイラク南部の港湾からの原油輸出量は、パイプラインからの流出によって抑制されたものの、前月の日量317万5,000バレルから320万バレルに増加したもよう。

原油相場は40ドルでサポートされたとすれば、今後は45ドルを試すことになる。投機筋がショートポジションを積み増しており、この買戻しが相場を押し上げるのかを見ていくことになろう。ただし、米国内の石油掘削リグ稼働数が増加傾向にあるため、今後の産油量の動向も気になる。この点を毎週確認することになろう。