金相場は反落。6月28日以来の安値を付けた。欧米株高や原油相場の反発を背景にリスクを取って投資する意欲が強まっていると見られ、安全資産とされる金が売られやすい地合いにある模様。

またユーロドルが下落したことも金相場の重石となったようだ。最近の良好な米国経済指標を受けて、米追加利上げが改めて意識され始めていることも、圧迫要因になっていると見られる。

来週のFOMCでは利上げは見送られる見通しだが、9月利上げの観測が高まるようだと、金相場の上昇が一服することも十分にあり得るだろう。市場の関心は21日のECB理事会向かっていると見られるが、追加策がなければ一時的にドル安・ユーロ高となり、これが金相場を支える可能性があろう。

現在の金相場は1,300ドルが重要なサポートになっている。これを割り込むと、一時的に急落するリスクもあろう。

非鉄相場は軟調な動き。ドル高が圧迫している模様。ただし、米国株が堅調であり、投資家心理は好転しているようである。一時期の弱気な見方は少数派になっていると見られる。ただし、現行水準をさらに上に抜けていくには、さらなる材料が不可欠であろう。

原油は3日ぶりに反発。米国内の原油在庫の減少が確認されたことが材料された模様。WTIは一時約2カ月ぶりの安値となる43.69ドルまで下落したが、その後は米エネルギー情報局(EIA)が発表した在庫統計を受けて売り買いが交錯した。

15日までの週の原油在庫は前週比230万バレル減と、市場予想の210万バレル減に近い水準だった。ガソリン在庫は同91万1,000バレル増で、市場予想と変わらず。製油所の原油処理量は日量31万9,000バレル増加したが、ガソリン生産は日量16万8,000バレル減だった。

米国のガソリン相場は4カ月ぶりの安値を更新。需要は堅調だが、ガソリン在庫の増加傾向が続いており、これが重石になっている模様。今夏の米国での自動車での旅行者数は過去最高を記録する見通しだが、ガソリン在庫の減少にはつながっていないと見られる。

45ドル台を回復しているものの、決して強くはないようである。世界的な供給過剰感の解消が進まないとの見方がさらに強まれば、再び下値を試す可能性も否定できないだろう。またドル高基調が鮮明になっていることも、ドル建て原油相場の重石になりやすいだろう。上昇基調への転換には、47.50ドル超えを待つことになろう。