金は3日続落。英国のEU離脱懸念の後退や対ユーロでのドル高などが嫌気されたようだ。英国のEU離脱の是非を問う国民投票を23日に控える中、世論調査で残留派がリードしていることが明らかになり、投資家の過度の懸念が和らいだことから、安全資産である金に売りが出ている模様。

また先週後半に約1年10カ月ぶりの高値を付けたこともあり、手仕舞い売りが出やすい地合いにあるようだ。

一方、イエレンFRB議長は議会証言で、追加利上げに対して慎重な姿勢を改めて示したが、具体的なタイミングについて言及しなかったことから、市場への影響は限定的だった模様。

23日の結果を見るまでは動きづらいが、金投資は長期的なテーマであり、押し目は買いのスタンスは変わらないと考えている。

非鉄は続伸。英国のEU離脱懸念の後退を背景に買いが続いている。このタイミングで上昇するのは意外な展開である。

5月の中国の銅輸出が数年ぶりの高水準となったが、市場ではあまり材料視されていないようである。またこの日はドル高にもかかわらず上昇しており、値動きがやや不透明であるように思われる。持続的な上昇になるかは、23日の結果を見てからの判断にならざるを得ないだろう。

原油は反落。ただし、引け後の米石油協会(API)発表の17日までの週の米国内の原油在庫が前週比520万バレル減となったことで、買いが入っているようだ。市場予想の同170万バレル減だった。

クッシング原油在庫は同130万バレル減。ガソリン在庫は同150万バレル減(市場予想は同32万6,000バレル減)、ディスティレートは同170万バレル減(同25万7,000バレル増)。

英国のEU離脱懸念は緩和したが、原油市場ではあまり材料視されていないようだ。ドル高気味になっており、むしろこれが原油相場の上値を抑えている模様。また、ナイジェリア政府と武装勢力による停戦合意に関する報道も嫌気されたと見られる。

ただし、武装勢力側が1カ月間の停戦合意の受け入れを拒否したとの報道で下げ幅は縮小している模様。市場の関心は米エネルギー情報局(EIA)が発表する在庫統計に向かっていると考えられる。

在庫動向もさることながら、産油量の減少傾向が続くかに注目することになるだろう。また英国民投票の結果次第では、大きく振らされることになりそうである。いまは無理にポジションを持たなくてもよいだろう。