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金は7日ぶりに反落した。米追加利上げ観測の後退などが買い材料視されたが、米国株が上昇したため値を削った。
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。

金は7日ぶりに反落した。米追加利上げ観測の後退などが買い材料視されたが、米国株が上昇したため値を削った。

2016/6/17
金は7日ぶりに反落した。米追加利上げ観測の後退などが買い材料視されたが、米国株が上昇したため値を削った。FOMCでは利上げが先送りされたことで金に買いが集まっていたようだが、この日は英国のEU残留派議員が撃たれて殺害され、国民投票の運動が自粛されたことで…
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金は7日ぶりに反落した。米追加利上げ観測の後退などが買い材料視されたが、米国株が上昇したため値を削った。

FOMCでは利上げが先送りされたことで金に買いが集まっていたようだが、この日は英国のEU残留派議員が撃たれて殺害され、国民投票の運動が自粛されたことでポンドが上昇し、米国株も反発したため、安全資産とされる金が売られる格好となったようだ。

女性下院議員ジョー・コックス氏が路上で男に撃たれて死亡するという、痛ましい事件が発生している。

金相場はアジア時間帯で1,300ドルを超え、一時は14年8月以来の高値の1,315ドルまで上昇する場面もあった。目先は1,300ドルを超えたことによる達成感や、為替市場にやや落ち着きが出始めていることもあり、上値は重くなる可能性がある。

ただし、調整はあくまで目先の話であり、金の長期上昇基調が損なわれるようなことはないだろう。

夏場にかけて金融市場が不安定な状況になると考えており、この点からも、金は今後数年間にわたって保有しておくべき資産となると考えている。

非鉄は総じて反落。EU残留の是非に関する英国の国民投票が23日に迫る中、離脱への警戒感から投資家のリスク回避姿勢が強まっている。銅は上昇から反落し、アルミも高値から大きく下げている。

原油相場も下落しており、持続的な反発の動きが見られない。リスク回避姿勢は続いており、これが非鉄市場の重石になっているようである。また最近堅調さが目立っていた亜鉛や鉛にも売りが出ており、天井感がある。

原油は6日続落。世界経済の先行き不透明感を背景とした需給緩和懸念が圧迫要因となったようだ。WTIは5月13日以来、約1カ月ぶりの安値水準となっている。EU離脱の是非を問う国民投票を23日に控えた英国では、EU離脱支持が残留支持を上回る世論調査結果が相次いでおり、警戒感が広がっているようである。

またイングランド銀行(英中央銀行)は「英国のEU離脱が決まれば、世界経済にマイナスの影響が及ぶリスクがある」と警鐘している。

FOMCでは利上げを見送られ、日銀も金融政策決定会合で追加緩和の可能性を示唆したが、具体的な行動はとっていない。世界経済の先行き不透明感が強まる中、英国民投票の動向に市場の関心は向かっているようである。

ガソリンやヒーティングオイルも6日続落となっており、石油相場全体が軟調な展開にある。一方、最近は米国の原油在庫の動向はあまり材料視されていないようである。

むしろ、50ドルを上回ったことでシェールオイル生産が復活するかに注目が集まっている。米国内では2週連続で石油掘削リグ稼働数が増加している。この点を今後も注視することになるだろう。またガソリン相場が回復するかについても、この時期の原油相場にとって非常に重要なポイントになるだろう。

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