金は大幅下落。FOMC議事要旨の内容を受けて売りが出ている。ドル高・ユーロ安が進行しており、割高感が強まったことも売りにつながったようだ。

最近のFRB高官の利上げに関する言及は、FOMCを受けた利上げ示唆であったことが反映している模様。6月利上げの可能性が高まったわけだが、これが金市場に与える影響は限定的と見ている。

つまり、6月に利上げをすれば、その後は12月まで利上げはなく、そうなると、6月利上げを織り込めば、そこでドルは頭打ちになり、金相場の底打ちを確認することになるだろう。

金は1,250ドルを維持できているうちは、ポジション維持でよいと考えている。アジア勢からの押し目買いが出るかに注目しておきたい。同様に銀は16.60ドル、プラチナは1,017ドルが重要なサポートになるとみている。

非鉄は引き続き軟調。ドル高もあり、上値は重い状況が続いている。米国の追加利上げ観測が再燃したことで、目先は買いづらいとの見方が広がることが想定される。

銅は4,600ドルまで下落しているが、節目の4,500ドルを維持できるかに注目することになろう。全般的に売られ過ぎ感が強まっており、ここから下値を売り込むのはむしろ難しいように思われる。

原油は下落。米国の追加利上げ観測の強まりを受けたドル高が圧迫要因となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した石油在庫統計では、原油在庫が前週比130万バレル増となり、市場予想の280万バレル減に反して増加した。

ただし、ガソリン在庫が同250万バレル減と、市場予想の20万バレル減を大幅に上回り、ディスティレート在庫も同320万バレル減と、市場予想の同60万バレル減を大きく上回ったことで、石油製品相場は急伸している。

目先はドル高が上値を抑える可能性があるが、石油製品相場の堅調さが原油の下値を支える可能性がある。また、米国内の原油生産量が日量880万バレルを下回ってきた。減少傾向が明確になっており、これもサポート要因になろう。

需給改善とガソリン需要期入りをきっかけに、原油相場は底堅い展開からさらに上値を試しに行くことになろう。ただし、目先はドル高や最近の上昇に対する手仕舞い売りが出やすい点には注意が必要であろう。