金は3日続伸。FRBが政策金利の据え置きを決定したが、6月の追加利上げに可能性を残したことで上げ幅は縮小した。それでも相対的なドルの下落もあり、これが金相場の下値を支えていると考えられる。

FOMCでは「最近の景気減速にもかかわらず、労働市場は一段と改善しており、インフレを引き続き注視している」と指摘しており、これを受けてドルが買われる場面があったものの、金市場への影響は限定的だったといえる。

FRBは今後も利上げを急がない姿勢を鮮明にしており、これが金相場を支えるだろう。株高基調が続いているものの、米国がドル安政策を継続することから、金相場は崩れにくいと考えられる。

非鉄市場は軟調。銅は続落し、アルミも下げている。ただし、底堅さは維持されており、原油高やドル安が相場を支えるだろう。また中国経済が崩れなければ、高値は維持されると考えている。

繰り返すように、いまの市場の動きは1994年や2009年に似ているように感じられる。当時は1月から3月に底値形成から底離れの動きが見られ、その後は徐々に下値を切り上げた。その後GW前後に急伸し始めている。

この動きと同じパターンになれば、今後の非鉄相場には大いに期待できると考えている。

原油は続伸。米エネルギー情報局(EIA)の石油在庫統計を受けて売り込まれたものの、その後はドル安や産油量の減少などを受けて上昇した。EIAが公表した22日までの週の原油在庫は前週比200万バレル増と過去最高水準を記録。

増加幅は市場予想の240万バレルを下回ったものの、米石油協会(API)が前日に発表した週報では110万バレル減だったことから、売りが出た。

ただし、産油量が減少したことで、シェールオイル企業の倒産などの影響が出始めている可能性があり、今後も産油量の減少が続けば、需給バランスの改善につながり、地合い好転が継続する可能性がある。

一部には、最近の原油相場は上げすぎとの指摘もあるが、地合いは明らかによくなっている。悪い材料への反応が鈍くなる、強い相場のパターンに入りつつあるように思われる。

またこの時期には急伸することも少なくない。ファンダメンタルズを重視しすぎ、上げすぎと考えすぎると、現在の上昇相場についていけなくなる可能性もあるだろう。WTIは上昇基調に入ったと判断しており、高値のターゲットは53ドルから55ドルになると考えている。