金はドル安を背景に買いが戻った。26・27日開催のFOMCでは利上げが見送られる見通しであり、ドルが売られやすくなっている。

ただし、FOMC後の声明で、世界経済や金融政策の見通しについて、FRBが示す見解に注目しておきたい。利上げを急がない姿勢が示されれば、金市場にはポジティブに作用しよう。

下値は固まりつつあり、これで反発基調が強まれば、再び上値を試すことになろう。中長期的な見通しを変える必要は全くないと考えている。金相場の本格的な上昇はむしろこれからであろう。

非鉄市場は小幅下落。銅は5,000ドルを割り込んだが、アルミも高値を維持している。中国の需要動向を確認する動きが続いており、動きづらい展開にある。ただし、底打ちしたものと考えられ、今後は上昇の材料を確認する動きに移行するだろう。

現時点では材料不足もあり、非鉄を買い上げる動きは乏しいが、中長期的なトレンドからも、非鉄相場は上向くものと考えている。

原油は反落した。最新週の米国内の原油在庫が前週比230万バレルの増となったことが嫌気された。また調査会社ジェンスケープが米オクラホマ州クッシングの原油在庫が22日までの週で150万バレル増になったとしたことも、手仕舞い売りを誘発したようだ。

一方、モルガン・スタンレーは、最近の原油相場の上昇はコモディティファンドなどによる買いが主因と指摘し、ファンダメンタルズを反映したものではないとの見方を示している。また状況は今後悪化するとしている。バークレイズも原油相場が現在の水準で推移したり、一段高になったりするとは思えないとの見方をレポートで示したという。

まだ原油相場に対して強気になれない向きが多い。またアジアでは石油製品の生産が活発で、ガソリン在庫も過剰気味という。先の産油国会合では、増産凍結が見送られ、各国が増産に走るリスクもある。

事実、サウジアラビアやイランは増産を宣言している。そのため、今後数カ月は、原油価格は低調に推移する可能性もあるとの指摘もある。しかし、今後は米国のドライブシーズンを迎える。一方的な下落にはなりづらいだろう。弱材料を織り込みつつあり、上昇基調に転じる素地は出来つつあるとみている。