金は4日続伸。米国株は上昇したが、それでも高値を維持しているところに金の真の強さを感じる。投資家心理は完全には強気になっていないようだ。米国株の上昇も実態を伴っていない印象が強い。

4月は株価がピークをつける時期でもある。ここから金相場の本格的な上昇が始まってもおかしくない。また原油高もサポート要因である。米国企業の1-3月期の決算発表が本格化するが、企業業績は軒並み悪化する見通しである。

これを受けて、FRBによる早期利上げ観測の後退がより強まれば、金利がつかない金が押し上げられることになろう。

非鉄市場は総じて上昇。原油高を背景に買いが入ったようだ。銅は重要なポイントである8,700ドルを回復し、アルミも1,500ドルを維持している。ニッケルや亜鉛、鉛も堅調であり、原油高がきっかけとなり、基調は上向きになりつつある。

一方、中国の3月の新車販売台数は前年同月比8.8%増の244万台となった。2月は半年ぶりに前年水準を割り込んでいたが、3月はプラスとなった。全体のうち乗用車は9.8%増の205万6,000台だった。

中国では景気減速が続いているが、昨秋以降の小型車減税にも支えられる形で初めて車を買う人々の意欲は旺盛である。

原油は大幅続伸。WTIは清算値ベースとしては15年11月下旬以来の高値を付けた。17日開催のOPEC加盟・非加盟国による会合で、増産凍結で最終的に合意に達するとの期待が支援材料となった。

サウジアラビアとロシアの2大産油国は、イラン抜きでも増産凍結で合意する方針を確認したとの報道が相場を押し上げている。サウジはこれまで、増産姿勢を堅持するイラン抜きでの凍結に否定的な見解を示してきたが、会合を数日後に控えて容認姿勢に転じたとみられる。

また米国の17年の国内産油量の見通しが日量804万バレルと、前年比同56万バレル減少することが示されたことも材料視されたようだ。市場では、依然としてドーハ合意は困難との指摘があるが、産油国もきわめて厳しい状況にある。原油価格の引き上げは、産油国にとっては急務であり、一定の成果を強調することになろう。

それを市場がどのように判断するかが週明けの市場のポイントになる。WTIは直近高値の42.49ドルを上抜けると水準訂正の動きがさらに進むことになるだろう。ここには長期トレンドの重要なポイントが控えており、これを抜けると50ドルを超えて、60ドルを目指す動きが加速する可能性がある。