金は続落。株高・ドル高を背景にポジション調整の売りが出ている。2 月の米中古住宅販売件数が予想以上に減少したことで、買い戻される場面があったが、25日にはイースターホリデーを控えていることもあり、金のポジションにも売りが出やすい状況にあるのかもしれない。

また英国のEU離脱問題を背景にポンドが売られたことでユーロの上値が重くなっていることも、金相場の圧迫につながっているといえよう。また米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁、アトランタ連銀のロックハート総裁が4月にも利上げが行われる可能性を指摘したことも、ドル上昇につながっており、金相場の上値を抑える要因になっている。

しかし、金相場の長期的な上昇が損なわれるとは考えていない。日欧のマイナス金利の影響は非常に大きく、金相場の長期的な買い材料になっていると考えられることを理解しておくべきであろう。また銀やプラチナ・パラジウムも上昇基調が出てきているように思われる。

非鉄は総じて軟調な展開。ただし、銅は5,000ドルの大台を維持している。ドル高が圧迫しているが、非鉄相場は長期的な底打ちを完了していると考えており、大幅な調整は想定しづらい。LME在庫の減少傾向も支援材料になるだろう。

原油は反発した。米国内外の生産調整への期待などが買戻しを誘ったようだ。米国内の石油掘削リグ稼働数の増加が嫌気されて売りが出ていたが、米国内の原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの在庫減少観測が下値を支えた。

18日時点のクッシング在庫は前週比57万0,574バレル減の6,905万バレルになったもようである。米国内の原油在庫は引き続き過去最高水準にあるものの、その増加ペースは大幅に低下している。

これがWTI原油を押し上げている要因になっていると思われる。在庫は増えても、そのペースが鈍化するだけで相場は上昇すると考えられよう。一方、4月17日開催見通しのOPECとOPEC非加盟の産油国の会合での増産凍結に関する最終合意への期待感も下値を支えている。

しかし、イランがそこで自国の生産回復を優先させる姿勢を示せば、期待感は一気にしぼむ可能性もある。過度な期待は持たず、トレンドを重視するのが賢明であろう。WTIが40ドルを維持できるかを引き続き重視しておきたい。