金は5日ぶりに大幅続伸。FRBによる追加利上げが後ずれするとの観測からドルが売られ、金が買われる動きが鮮明になっている。

FRB関係者による見通しは年内2回の利上げだが、状況次第では利上げがないこともあり得るだろう。しかし、金相場がドル安だけで上昇しているわけではないことも理解しておくべきであろう。

つまり、グローバル投資家は将来の金融不安に備えて金を買っている。安易な楽観論についていく必要はない。今年は波乱の年になるとの考え方から、金に着目する動きが今後ますます強まるだろう。

貴金属のトレード戦略は、金・銀・プラチナ・パラジウムをロングにしている。

非鉄は堅調に推移。FOMC声明を受けたドル安や原油高などが支援材料になっているようだ。銅は5,000ドルの大台を回復し、アルミは1,500ドルを辛うじて維持した。ニッケルや鉛・亜鉛も急伸しており、地合いは強くなっている。銅が5,000ドルの大台を維持できるかに注目している。

非鉄のトレード戦略は、アルミをショートにし、銅・ニッケル・亜鉛をロングにしたいと考えている。鉛は利益確定売りを行うつもりである。

原油は大幅続伸。主要産油国による増産凍結合意への期待が買いを誘っている。WTIは40ドル台を回復し、清算値ベースでは15年12月3日の41.08ドル以来の高値を付けた。

OPEC加盟・非加盟の産油国が4月17日にカタールの首都ドーハで、増産凍結に向けた最終合意を目指す会合を開くとの報道を受けて、協議の行方に楽観的な見方が広がっている。

しかし、米欧による経済制裁が解除されて間もないイランはシェアの回復を目論んでおり、なお増産意欲を示している。同会合に参加する用意があるとの報道を市場は好感しているようだが、参加したからといって増産凍結に合意するとは限らない。

おそらく、自国の生産量の回復の必要性を強調し、合意には至らない可能性は十分にある。短絡的な楽観論とは距離を置くべきであろう。

とはいえ、WTIが重要な節目の40ドルを超えたことは事実である。またドル安傾向もドル建て原油価格を下支えしていることもある。いまはひとまずトレンドに追随し、この流れが続くかを見守るのが賢明であろう。

エネルギーのトレード戦略は、WTI・ブレントなどをロングにしている。