金はFOMCの結果発表を受けて急伸。FOMC声明がハト派的な内容と受け止められたことでドルが売られ、金が買われる構図となった。

FRBは年内の利上げを2回と見込んでおり、これも金利の付かない金にはポジティブに捉えられた。金相場の力強さは全く失われていないことが確認されたが、今後はさらにドル安傾向が鮮明になることで、金相場の下値は切り上がるだろう。

また米国株が堅調な中でも上昇しているが、これは将来の金融市場の不安を示しているとすれば、今後は金市場が主体的な市場として位置づけられることになるだろう。

貴金属のトレード戦略は、金・銀・プラチナ・パラジウムをロングにしている。

非鉄はまちまちの展開だった。銅は上昇したが、アルミは引き続き軟調に推移している。ニッケル、鉛・亜鉛も下落している。ただし、FOMCの結果は反映されていない。ドル安・原油高になっていることもあり、本日の市場では買戻しが入ることが想定される。

非鉄のトレード戦略は、亜鉛・鉛をロングにしている。銅とアルミは押し目買い、ニッケルは戻り売りを検討している。原油は産油国による生産調整への期待などを背景に大幅反発している。カタールのサダ・エネルギー相が、OPEC 加盟および非加盟の産油国による会合が4月17日にカタールのドーハで開催されると発表したことが好感されている。

また生産調整に消極的だったイランもこの会合に参加する用意があると報道されたことも支援材料になっているようだ。増産凍結に向けた最終合意への期待が一段と高まっているようで、買戻しが入っている。

一方、米エネルギー情報局(EIA)が発表した最新週の原油在庫は前週比130万バレル増となり、市場予想の同340万バレルを下回ったことも材料視された。またガソリン在庫が同70万バレル減、ディスティレート在庫が同110万バレル減となったことも相場押し上げにつながった。さらに過去4週間の米国のガソリン需要が前年同期比6.4%増だったことも支援材料といえるだろう。

さらにFOMCで追加利上げが見送られたことや、FOMC関係者による政策金利見通しの中央値が下方修正されたことでドル安が進行したことも追い風となっている。

原油相場は上昇に向けて徐々に下地が出来つつあるように思われるが、市場では依然として慎重な見方も少なくない。4月の産油国による会合にイランが参加するもようだが、自国の増産を優先する発言をすれば、会合が紛糾することも十分に想定される。安易な期待はしないことであろう。

エネルギーのトレード戦略は、昨日にすべてのポジションで利益を確定した。WTIは戻り売り、ブレントは押し目買いのスタンスで臨むつもりである。WTIが40ドルを明確に超えてくれば、その時点で方針を固めたいと考えている。