金はFOMC声明の発表を翌日に控える中、ポジション調整の売りや利益確定売りが出ている。FOMCでは利上げは見送られる公算で、市場の関心は利上げペースに向かっている。

目先の利上げがないことが明確になることで、金に再び投資家の目が向くことになろう。米国株もそろそろ頭打ちの兆候が見られ始めている。FOMCをきっかけに「株安・金買い」の動きが再び活発化するかに注目しておきたい。

貴金属のトレード戦略は、金・銀・プラチナをロングしている。パラジウムも押したところで買いたいと考えている。

非鉄は株価や原油の下落に圧迫された。銅は4,900ドルを割り込み、アルミも1,500ドルを窺うところまで下げている。ニッケルも大幅安。FOMC待ちの動きにあるが、コスト面から非鉄の底割れの可能性は低いと考えており、押し目は買いなのではないだろうか。

市場では、中国の財政出動の規模が2009年に比べて小さくなることを懸念している。大きな期待はしないほうが賢明であろう。

非鉄のトレード戦略は、アルミ・亜鉛・鉛をロングにしている。ニッケルはショートを買戻して利益を確定するつもりである。銅は押したところは買いたいと考えている。

原油は続落。産油国による生産調整への期待が剥落しつつあり、売りがやや優勢になりつつある。主要産油国による増産凍結に関する最終合意を目指す会合の開催が4月にずれ込む見通しとなったが嫌気されている。

また、イランが依然として制裁解除から間もないことを理由に増産凍結合意の枠組みには加わらない姿勢を見せていることも市場心理を冷やしている。OPECの2月の産油量も引き続き高水準にあり、相場浮揚のきっかけがつかめない状況が続いている。

また本日発表の米国石油在庫統計で、米国内の原油在庫が過去最高に達したことが示されるとの観測も圧迫要因になっている。また市場では、原油相場は戻しても上値は限定的にならざるを得ないとの見方もあるようで、上値を積極的に買う動きが限られそうである。

投機筋のショートの買戻しだけでは上昇にも限界があろう。むしろ高値で買いついたETF・ETNの手仕舞い売りが上値を抑える可能性のほうがいまは高いだろう。

エネルギーのトレード戦略は、WTI、ブレント、石油製品をショートしていたが、今日は一旦利益確定を行う。戻りがあれば再び売りから入りたいと考えている。天然ガスのショートは維持している。