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金はほぼ横ばいだった。1年1カ月ぶりの高値を付ける場面があったが、米雇用統計が強い内容となったことから値動きの荒い展開だった。
江守 哲
コモディティ デイリーコメント
貴金属、原油を中心とした商品(コモディティ)マーケットの要点をまとめたデイリーコメント。コモディティマーケットに精通した江守氏の鋭い着眼点に注目。

金はほぼ横ばいだった。1年1カ月ぶりの高値を付ける場面があったが、米雇用統計が強い内容となったことから値動きの荒い展開だった。

2016/3/7
金はほぼ横ばいだった。1年1カ月ぶりの高値を付ける場面があったが、米雇用統計が強い内容となったことから値動きの荒い展開だった。株価や原油相場が不安定になる中、一時1,280ドルに迫る上昇となるなど、安全資産としての魅力が増している。
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金はほぼ横ばいだった。1年1カ月ぶりの高値を付ける場面があったが、米雇用統計が強い内容となったことから値動きの荒い展開だった。株価や原油相場が不安定になる中、一時1,280ドルに迫る上昇となるなど、安全資産としての魅力が増している。

結局、米雇用統計の発表後も投資需要は継続した格好で、金相場は大きく下げていない。いかに投資家の金買い需要が強いか、であろう。

今後はドル安基調が鮮明になり、金への関心がますます高まる可能性がある。実質金利から見た金相場の現在の水準は割安と考えられる。最低でも1,500ドルまでの上昇は必然であろう。

貴金属のトレード戦略は、金・銀・プラチナのロングを保有し、パラジウムもロングにすることにした。これにより、貴金属銘柄はすべてロングとなる。

非鉄は堅調に推移。5日に開幕する中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で景気刺激策が発表されるとの期待感から非鉄市場全般に買いが入っているようだ。銅は昨年11月初旬、4カ月ぶりに5,000ドル台を回復する場面があった。

またニッケルが9,000ドルの大台を回復しているのも、現在の非鉄相場の象徴的な動きである。一方、中国の第12期全国人民代表大会(全人代)の第4回会議が北京で開幕した。李克強首相は「我々の国の発展は一段の困難に直面しており、厳しい戦いに備える必要がある」としながらも、第13次5カ年計画で16年から20年までの年平均成長率目標を6.5-7%以上にするとした。

成長率が6.5%にとどまれば、25年ぶり低水準となる。また財政政策はGDPに対する財政赤字の比率を前年の2.3%から3%に拡大するとしている。

ちなみに、08年のリーマンショックの際に打ち出したような大規模刺激策は引き続き控えるとみられている。

非鉄のトレード戦略は、銅、ニッケル、亜鉛、鉛のロングを保有している。原油は急反発。米雇用統計が堅調に推移し、株価が上昇したことが材料視されている。

WTIは終値ベースで1月5日の35.97ドル以来の高値を付けている。米国内の石油掘削リグ稼働数が前週比8基減の392基と11週連続で減少し、生産抑制傾向が確認されたことも支援材料だったようだ。

ブレント原油も38ドル台にまで上昇している。主要産油国による原油増産凍結に関する会合は3月20日~4月1日に行われる可能性があると報じられたことも、買い材料になったと考えられる。

最近の上昇を受けて、WTIの先物・オプションの買い越し枚数は1日までの週に3万9156枚増の10万2,331枚となり、昨年11月以来の高水準になった。投機筋によるショートの買戻しが進んでいるもようで、チャート上も下落トレンドを抜けたようにみえるが、ここは慌てて買いに走らない。

WTIが40ドルを明確に超えるまでは、ロングは控える。金や銅などのメタルのロングで十分な収益が出ており、いまは慌てて買い付く必要はないと考えている。エネルギーのトレード戦略は、RBOBガソリン・天然ガスのショートを買戻し、スクウェアとしている。今後の状況を見極めたいと考えている。

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