金は続落。ユーロドルの下落で上値を抑えられている。15年10月~12月期の実質GDP改定値が年率換算で前期比1.0%増と、速報値の0.7%増から上方修正されたことで、米国景気の先行き懸念が後退し、利上げ観測が台頭したことが売りにつながった。

ただし、金はコモディティの中でも際立って堅調さを維持している。また金融市場の不安定さもあり、金への関心は高いままであろう。

また金利の低下もあり、金の割安感が際立っている。米実質金利から見れば、1,400ドル程度が理論値であろう。金は今後数年間の重要なポートフォリオの一部になるはずである。

貴金属のトレード戦略は、金のロングを維持。銀は下げたので一旦手仕舞い売りとした。プラチナはスクウェア、パラジウムのショートとしている。

非鉄はまちまちの展開。銅は上昇したが、アルミと亜鉛は反落し、ニッケルは4日続落となった。ドル高もあり、やや上値の重い印象がある。トレンドもやや不透明であり、目先は次の動きが出るのを待つのが賢明であろう。その中で鉛は堅調さを維持している。

非鉄のトレード戦略は、アルミ・銅はスクウェアとした。ニッケルはショート、亜鉛はスクウェアを維持。鉛は強い動きにあるためロングにする。

原油は3日ぶりに反落した。主要産油国による増産凍結期待などを背景に追随買いが入ったが、その後は利食い売りが出て急速に値を消した。まだ上値の重い印象である。

ベネズエラのデルピノ石油・鉱業相が前日にサウジ、ロシア、カタールが3 月中旬に会合を開くことを明らかにしたことで、市場では世界的な需給不均衡の解消が徐々に進むとの期待が拡大した。また米エネルギー情報局(EIA)が24日に公表した石油在庫統計で、ガソリン在庫が15週ぶりに減少したことも材料視されて買いが先行していた。

しかし、WTIは重要な節目の35ドルを超えられず、売りが優勢になっている。直近の米石油掘削リグ稼動数は前週比13期限の400基と、09年12月以来の低水準となりで、10週連続で減少したものの、さらに上値を買う材料がないということであろう。

イラクとナイジェリアで供給途絶が起きたとの報道もあったようだが、材料視されていない。原油相場のチャートはダブルボトム的な動きに見えるが、やはり43-44ドルを明確に上抜けない限り、上昇は期待しづらいだろう。

エネルギーのトレード戦略は、ヒーティングオイルをショートにする。天然ガスはスクウェアとした。WTI、ブレント、RBOBガソリン、ICEガスオイルはスクウェアのままとしている。株価が再び調整基調に入れば、原油を中心に下げに転じる可能性がある。その動きがみられれば、再度ショートで入りたい。

中長期ではまだトレンドは上抜けていない。また上昇が長続きしないため、ロング戦略はワークしづらい。下落した際にショートする戦略が賢明であろう。