金は反落。株高・ドル高の継続で、金を含む貴金属に売りが出ている。ドルの買戻しでこれまでの上昇一辺倒の動きにやや歯止めが掛かっている。

金は25日線の10%上方乖離で見事に打たれた格好である。しかし、これで金相場の上昇が終わったとは思えない。

金融市場の混乱はこれから本格化する可能性が高い。上記にもあるように、今年の米国株は下げやすい傾向が鮮明である。金に再度スポットライトが当たる日はそう遠くないだろう。

貴金属のトレード戦略は、金・銀・プラチナ・パラジウムのロングを維持。

非鉄はまちまちの展開。銅は上昇し、4,500ドル台を回復している。アルミも1,500ドル台に乗せ、ニッケルは大幅上昇となっている。

人民元の上昇や日本・欧州の株高を背景にリスク回避が後退したことが影響している可能性がある。ただし、ドル高が上値を抑えている。

中国勢が長期休暇から復帰したが、市場ではその影響を見極める動きにある。非鉄のトレード戦略は、アルミ・銅・ニッケルをロングに転換。亜鉛・鉛のショートは維持する。

原油は上昇。サウジアラビアやロシア、カタール、ベネズエラなど産油国の閣僚が今週ドーハで会合を開く見通しとなったことで、協調減産への期待感が高まっている。

またナイジェリアのカチク石油担当相が「OPEC内部では、相場浮揚に向けた取り組みを行うべきだとのコンセンサスが形成されつつある」と発言している。

一方、報道によると、ロシア高官は「OPEC加盟国と個別に協調減産の可能性について話し合っているが、OPEC全体とは交渉していない」と発言したもよう。減産合意に向けた動きがさらに活発化するかに注目したい。

合意に至る過程では、ショート筋の買戻しが大量に入る可能性がある。一方で、ETF買いを行った投資家の手仕舞い売りが上昇を抑えることになり、上値も限定的になることが想定される。いずれにしても、これらの動きを見極めながら、トレンドを追いかけることになろう。

エネルギーのトレード戦略は、WTI、ブレント、ヒーティングオイル、ICEガスオイルのロングを維持。RBOBガソリンも安い場面があればロングを構築したい。天然ガスのショートを維持。