たこやきさんプロフィール

たこやきさんプロフィール画像
会社員として働きながら、米国株を中心に運用する個人投資家。大学院を経て、社会人2年目に約20万円を元手に個別株投資を開始。日本の中小型成長株で試行錯誤を重ねた後、2021年に米国株投資へ転換した。連続増配やPER、EPS、時価総額などを軸にした長期投資で、約5年で資産3,300万円を築く。高祖父の代から株式投資を続ける家に育ち、88歳まで投資を続けた曾祖母の教えを自身の投資観にも生かしている。
X:たこやき
著書:「88歳まで儲け続けた億万長者の曾祖母に学んだ投資の作法」/2026年7月30日発売/PHP研究所/1,700円(税込) 

「いつもどおりが一番幸せ」投資家・たこやきさんを育てた曾祖母の言葉

トウシル:『88歳まで儲け続けた億万長者の曾祖母に学んだ投資の作法』、すごく楽しく読ませていただきました! 投資本なんですが、投資ノウハウ以上に、たこやきさんのひいおばあちゃんの言葉や生き方が印象に残りました。とても活発で働き者な方ですよね。

たこやきさん:大正生まれで、物もお金もない時代を経験した人です。戦争もありましたし、日本が敗戦した後の大変な時代を、家業の建具屋を支えながら生きてきました。

 畑仕事もしていましたし、建具屋で働く住み込みの職人さんたちの世話もしていました。今でいうと「専業主婦」になるんでしょうけど、朝から晩まで働き回る、家業と家庭の切り盛り役でした。

トウシル:たこやきさんから見て、どんな人でしたか?

たこやきさん:とにかく物を大切にする人でした。「もったいない」が染み付いていたんだと思います。ちり紙も一度使ったくらいでは簡単には捨てませんし、服に穴が開いたら自分で繕います。

 妹が年頃になってダメージジーンズを履いていたら、「穴が開いてるやないの。縫ってあげようか」って(笑)。母が「これはこういうものなんだよ」と説明するんですけど、ひいおばあちゃんからしたら、穴が開いているなら直すものなんですよね。

トウシル:本には、ひいおばあちゃんの言葉もたくさん出てきますよね。特に覚えているものはありますか?

たこやきさん:いろいろありますよ。「いつもどおりが一番幸せ」とか、「人に優しくしたら自分に幸せが返ってくる」とか。「本当に大切なものだけ持ちなさい」という言葉もあります。

 あとは「株は未来への贈り物」。今振り返ると、投資だけじゃなくて、僕自身の生き方や考え方にも結構影響していると思います。

高祖父の代から株式投資。「株があるのが普通」だった家

トウシル:ひいおばあちゃんが株式投資をしていることは、子どもの頃から知っていたんですか?

たこやきさん:なんとなく知っていた、くらいですね。小さい頃、かなり高額のお小遣いやお年玉をもらっていて「こんなにもらっていいの?」と聞いた時に「遺族年金と配当金があるから大丈夫なのよ」と話してくれたことがありました。

 でも、株とは何なのか、どんな銘柄を持っているのか、どういう考えで投資しているのかまではまったく知りませんでした。17歳でひいおばあちゃんが亡くなった時も詳しいことは分からなかったですね。

トウシル:ご家族にとって、株式投資は珍しいものではなかったんですか?

たこやきさん:今思えば、かなり身近だったんじゃないかと思います。家業があるものの自営業なので、収入には波がありますので、株式投資というもう一つの収入源を確保していました。実は、ひいおばあちゃんよりさらに一代上、高祖父の代から株式投資をしていたそうなんです。

 昔は証券会社の担当者が家まで来ていたそうですし、僕も子どもの頃に祖父から紙の株券を見せてもらった記憶があります。

 ひいおばあちゃんが持っていた株も、鉄鋼、重工、金融、電力、通信、医薬品など当時を代表する大企業が中心でした。僕が触れることがなかっただけで、株があること自体は家にとって特別なことではなかったんだと思います。